アイフィスの新グループ会社ってどんな会社？金融業界の需要も多い世界をつなぐ言葉のサービスとは？

テンナインが派遣する通訳者や翻訳者は、なんと「90％以上」という驚異のリピート率を誇っています。さらに、会議に同席していた別のお客様からも紹介希望のお声がかかるなど、現地での仕事ぶりが高く評価されています。

これだけ好評な理由はどこにあるのでしょうか。

登録しているスタッフには登録前に厳密なレベルチェックを行い、さらに通訳者は同時通訳の実演を、翻訳者は翻訳力をチェックするなど、定期的にスキルの確認も行っています。
加えて、お客様の業界や会議の内容に合わせ人柄や雰囲気も考慮したきめ細やかなコーディネーションによって、まさに「求める人材を高いクオリティ」で提供しているのです！

英語が得意だからといってすぐに翻訳や通訳ができるわけではありません。
テンナインでは契約社員として通訳・翻訳コーディネーターの仕事を通じて経験を積み、いずれフリーランスで活躍する事を目標とした「COWプロジェクト」や、通訳者を養成するための学校「Tennine Academy」を開講するなど、人材の育成にも力を入れています。

ブランクがある人や意欲はあるのに実績がない人はなかなか仕事には繋がりません。そのような機会を提供している点からも、テンナインが人材を大切にしているのが伝わってきますね。

テンナインが提供している通訳サービスには大きく分けて「同時通訳」「逐次通訳」「ウィスパリング」の３タイプがあります。

中でも需要が高いのは「同時通訳」です。
同時通訳といえば、オリンピックなどの国際イベントの中継の途中で通訳者が交代している場面をご覧になったことはありませんか？
実はこの交代は同時通訳のクオリティを維持するために重要な体制なのです。
外国語を聞きながら即時に通訳を開始する同時通訳はかなりの集中力を要します。 人間の集中力の限界は15分と言われており、30分の会議では2名体制、丸1日の会議では3～4名の体制にしているそうです。重要な内容を正確に伝えるためにこのような体制を組んでいるのですね。

聴衆(聞き手)は耳元にこのレシーバーをつけ、そこから通訳の声を聞きます

例えばIT業界など、まだ日本語訳が存在していない単語や専門的な用語が多いケース。 通訳者はお客様から用語集や資料を提供してもらい事前に勉強しておく場合や、会議前にブリーフィングして本番に臨むそうです。
また、専門用語だけでなく、そのまま日本語に訳してしまうと聞き手が理解しづらい場合は、より適した日本語に言い換えて通訳を行っているそうです。

通訳者は現状の知識に満足することなく、日々勉強をしている人がとても多いそうです。 常に隙間時間には辞書を片手に熱心に学び続ける姿勢が、通訳のクオリティにつながっていくのですね。
加えて、高い日本語力も求められることから、日本語の勉強も欠かさないとのこと。両国の言語に精通したエキスパートだからこそ満足度が高い通訳ができるのです！

金融分野でも多くの書類やレポートの日英/英日翻訳はすでに機械翻訳などを採用しています。 しかし、手軽に翻訳や通訳ができる反面、どうしても直訳になりがちです。
例えば、「明日の会議は30分ですか？」という訳を機械翻訳がしたとします。
同じ言葉を人間が通訳すると、前後の雰囲気や空気を考慮してこのような訳をします。

「明日の会議は30分で足りますか？」
「明日の会議は30分もやるのですか？」

いかがでしょうか？
機械翻訳も意味としては通じますが、人間の通訳の方が相手の感情が伝わり頭にすっと入ってくる表現になっていますよね。 その他にも、その国の歴史や文化、そして生活習慣の違いなどを考慮し、双方が違和感なく理解できるような伝え方をしています。
これこそが人間だからこそできる「相手の言葉を正しく伝える通訳」なのです。

今後、投資分野でのエグゼクティブを招くケースや、富裕層のお客様への対応においても、お客様に負担をかけない翻訳・通訳対応が望まれます。 そのため、AI技術がさらに台頭していく今後においても、ハイレベルな品質の翻訳・通訳需要は変わらず必要とされていくはずです。

続いては、金融分野では翻訳や通訳がどれほど必要とされているのか事例を交えてご紹介します。

専門性の高い運用を行うために海外ファンドを取り組むケースでは、ファンドマネージャーのコメントなどを国内投資家に届ける際に、タイムリーに海外投資家のコメントを日本語化する需要も高いです。
他にも、国内セミナーやカンファレンスのゲストとして、海外ファンドマネージャーに登壇してもらう場合も通訳の需要があるかもしれません。 本当はライブで温度感も含めてリアルタイムで伝えたいものの、言語の壁により録画やレポートとして後日まとめて翻訳するなど、手段を変えてしまうのはもったいないですよね。

近年、政府の国際金融センターへの取り組みを始め、証券取引所が推進する英文開示など、海外投資家や海外の運用会社への対応が強く意識されてきています。
中でも、英文開示においては、2025年にプライム市場にて日英同時開示が義務化され、具体的に対応を進めていく必要があります。

日本取引所グループが公開している「英文開示実践ハンドブック」によると、日英同時開示の趣旨から「直訳的な翻訳ではなく、趣旨に沿った英文開示」が求められ、それらの体制についても十分考慮することが求められています。 そこには海外投資家とのコミュニケーションを国内同等にできることが含まれていると考えられます。
こういった事情からも、高品質な翻訳や、通訳の需要が今後も高まっていきそうですね。

一方で、テンナインの見解では、現状でも需要過多で翻訳者・通訳者は常に不足しているそうです。 特にIR分野では決算期などに需要が集中するため、タイムリーな日英同時開示をするにはリソースの確保が難しくなる可能性があります。
そのため、IR担当者による今以上のエグゼクティブへの直接対応も必要となってくると思われます。

テンナインでは企業の社員向けに、短期集中型の学習メソッド「One Month Program」にて最短１か月の教育を行っています。 通訳者が実際に行うトレーニング法を取り入れた完全オリジナル教材で、伝えたいニュアンスをそのまま伝えられるスキルを身に着けるための英語力を鍛えるプログラムとなっているので、IR担当者の海外対応のお役にも立てますよ。

「Helping you communicate better」を掲げているテンナインの「伝わる」翻訳・通訳の重要性を実感いただいているからこそ、需要は高まり続けているのですね。

アイフィスジャパングループでは、多くの翻訳・通訳者の中からご依頼内容に合った適切な人材を選定するとともに、IRロードショーや海外投資家の国内アテンド時の通訳などの豊富な実績を活かして金融分野に合わせた体制構築もお手伝いすることができますよ！
金融関連の翻訳・通訳案件がありましたらお気軽にご相談をお待ちしております。