クオリティの番人！アイフィスを支える校正・校閲の極意

ドキュメントの内容を精査する作業である校正と校閲。
どちらも同じような名称ですが、その役割は異なり、精査する視点に大きな違いがあります。

校正とは、誤っている表記がないかを確認して、正しく修正する作業です。

具体的には、原稿と校正紙を並べて1文字ずつ照合する「突き合わせ」や、修正指示が反映されているか確認する「赤字照合」、文章を読み進めながら誤字脱字や表現の矛盾などがないか確認する「素読み」などの作業を行います。

校閲とは、誤っている情報がないかを確認して、正しく修正する作業です。

校正は誤字脱字といった文章表記の修正を行うのに対して、校閲は文章の内容にまで踏み込み、内容が事実と相違ないか、情報の適否を精査する「事実確認」の作業がメインになります。

ドキュメントの内容を徹底的に精査する作業である校正と校閲。
表舞台には出ないですが、ドキュメントにおける文章表現の不統一や誤った情報の公開は、読み手を混乱させ、信頼の低下に繋がる可能性があるため、コンテンツや企業の信頼度を底上げする業務として、非常に重要な役割を果たしています。

アイフィスには、校正・校閲業務を専門とする「校正チーム」があります。
営業チーム、制作チームとそれぞれの役割分担が明確であることで、一つのドキュメント制作において、各々が作業に専念できる体制を整えて、品質の担保に努めています。

今回は、校正・校閲業務に携わって30年、アイフィスが誇る校正チームのプロフェショナル、與五澤（よごさわ）さんに、アイフィスの強みについて聞いてみました。

以前は、原稿と修正前の校正紙、そして校正紙の3点セットを紙で出力し、パタパタあおったり、ルーペや定規、電卓を使用するかたちでのアナログ作業が主流でした。
しかし、現在は紙を出力する機会はほとんどなくなり、大型モニターを接続したデュアルディスプレイ化や、ペンタブ、テンキーパッド、トラックボールマウスなどをはじめとしたデスク環境の充実が進んでおり、Webツールを活かしたデジタル作業が主流になっています。

何といってもすごいのが、細かな不備も見逃さない、校正チームの着眼点。
思わず見逃してしまいそうな誤字・脱字や、ページをまたいだ表記ゆれなど、その精密さには、指摘が書き込まれた校正紙を見た担当営業も思わずうなるほど。

例えば、実際に以下のような指摘を受けたことがあります。

＼ こんな間違いを指摘！ ／

一見分かりやすいものもあれば、言葉の意味を理解していないと見逃してしまいそうなものも。鋭い着眼点と洞察力はプロならではですが、誰でも簡単にこのような間違いに気づくことができれば、修正回数の削減に繋がるのでは？と思った方も多いのではないでしょうか。

ということで、校正チームが実際に使っている技を、読者の皆様に特別にご紹介します！
本当に簡単にできるものばかりなので、ぜひ試してみてくださいね。

＼ 今日から使える！校正小技集 ／

このマガジン企画では、第1弾でグループ会社アイコスの海外拠点「インドのプネー」、第2弾でアイフィスが提供する「投資情報サービス」についてご紹介してきましたが、今回の第3弾のアイフィスを支える「校正・校閲の極意」の執筆にあたり、絶好の機会だということで過去記事を校閲してもらいました。

アイフィスルールとして、赤字は「要修正（誤字・脱字などの修正箇所）」、青字は「要確認（文体や言葉等への提案）」の意味合いで記載しています。

第1弾記事（https://www.ifis.co.jp/magazine/001.html）

＼ 筆者コメント ／
なるほど。このテキストを挿入するだけで、読みやすさも理解度もグッと上がります…！

＼ 筆者コメント ／
スゴイ！小見出しと文章内の締め言葉をリンクさせることで、説得力が増しますね。

第2弾記事（https://www.ifis.co.jp/magazine/002.html）

＼ 筆者コメント ／
章をまたいだ表記ゆれは、変換ミスではないからこそ気づきにくいですね。すっかり見落としていました。

＼ 筆者コメント ／
こちらは同音異義語のあるある集に出てきそうな初歩的なミスですね…

一部にはなりますが、校閲結果をご紹介しました。
皆様のお手元に届くドキュメントは、このような校正・校閲の作業を何度も経て、正しい体裁に整えられているのです。
ちなみに、指摘事項の修正反映はすべて完了しているので、よろしければ過去記事も併せてご覧くださいね。

今回は、アイフィスの校正チームについてご紹介しました。
校正・校閲作業に専念できるチーム体制が整い、近年の作業のデジタル化によって、作業効率と修正点の発見精度が向上した校正チーム。

テキスト以外にも、表やグラフにおいて、凡例と表内の色や期間が異なっていたりすることも多いそうで、金融業界のドキュメントに多い専門用語や数字に対する意識の鋭さは、取扱実績の多いアイフィスならではの強みです。

印刷物、動画、LPなど、どのような媒体資料の制作においても、我々がお役に立てるかもしれません。制作・修正のご相談など、お気軽にお問合せくださいね。