初めての証券口座開設をするとき、どの証券会社を選べばいいか迷う人は多いと思います。特に株式取引初心者の場合、手数料だけを見て証券会社を決めてしまいがちですが、実は他の要素も考慮して、より自分にあった証券口座を開く必要があります。
今回は株初心者に適していると思われるネット証券をランキング形式で紹介していきます。
ネット証券とは
ネット証券とは文字どおりインターネットの取引をメインにした会社で、実店舗をもちません。一方従来の総合証券は店舗を有し、対面方式の取引に対応しています。総合証券のなかには、ネットによるサービスを行っているところもあります。総合証券の場合、担当者にアドバイスをもらいながら運用も可能です。一方ネット証券は基本的に銘柄の選定や注文するタイミングなど、すべて自分で決定する必要があります。
株初心者におすすめのネット証券ランキング
証券会社 | 手数料 | 少額投資 | おすすめポイント | ||
---|---|---|---|---|---|
10万円 | 50万円 | 100万円 | |||
1位 | ◎ 無料 ※1 |
○ | 楽天ならではの ポイント制度が充実 |
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2位 | ◎ 無料 ※2 |
◎ | 手数料、IPO、外国株 全てトップクラス |
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◎ 無料 |
△ 1100円 |
× | 手厚いサポートで 初心者でも安心 |
||
4位 | ○ 88円 |
○ 198円 |
○ 374円 |
× | 米国株なら 手数料無料! |
5位 | △ 99円 |
△ 275円 |
△ 535円 |
◎ | 米国株の取扱数銘柄数5,000超 IPOの実績も◎ |
株初心者が押さえておくべきポイント
まず株初心者が重視すべき基準について考えた上で、それぞれのネット証券会社の特徴と、どういった点が使いやすいのか見ていきましょう。
初心者が押さえておくべきポイント
- 手数料の安さ
- 投資情報や投資についての学習環境
- 電話質問などのサポート
株初心者はチャートの読み方や操作に慣れていないことが多いです。そのため、上記の3点に注目してネット証券会社を選んでいくと良いでしょう。
株について何から知識をつけていけばいいか分からず、証券口座開設にまだ不安を持っている方はこちらの【株初心者が知らないと損する「株式投資の基本」と「利益の出し方」】を読んでみることをおすすめします。株式投資の初心者が利益を出すために、最初に押さえておきたいポイントについて解説している書籍です。
なお、株初心者の方が不安に思うこととして「口座開設・維持費用」も挙げられますが、これからご紹介するネット証券会社は口座開設費や維持費は無料です。
株初心者におすすめのネット証券会社の特徴と口コミ
楽天証券
楽天証券は、SBI証券と並んで今もっとも人気のあるネット証券だ。2023年の1月~6月の新規口座開設者数が約60.9万となった。また会員の83.5%が楽天会員だったというデータからも、楽天ユーザーに人気の証券会社であると言えるだろう。
楽天証券が他の証券会社と比較して特に強いのが投資信託だ。国内投資信託だけでなく、米国ETFや中国ETFなどでも国内トップクラスの取扱銘柄数を誇る。さらに、全ての銘柄で買付手数料が無料となっているため、投資信託を買いたいなら楽天証券がおすすめだ。
楽天証券では、株式取引や投資信託の積立など様々な場面で楽天ポイントがもらえる。また、貯まったポイントは通常の楽天のサービスで使うことができるのはもちろん、株式や投資信託の購入にも使うことができるのが嬉しい。新規口座開設でも特典として楽天ポイントがもらえるので、チェックしてみるといいだろう。
楽天証券の隠れた魅力は、東証1部上場企業の7割以上が導入するデータベースサービス「日経テレコン21」を無料で見ることができる点だ。このツールは楽天証券に証券口座を保有していれば無料で利用できるもので、株初心者が投資に必要な情報を集めるのに心強い味方となってくれるだろう。
また、楽天証券の独自の取引ツール「MARKET SPEED」も機能の高さで投資家の支持を集めているツールだ。
楽天証券のデメリット
- IPO取扱数がやや少ない
- 取扱っている外国株のエリアが限定的
- クレカ積立の還元率が一部0.2%に引き下げ
SBI証券やマネックス証券ではミニ株の取引は可能ですが、楽天証券では対応しておらずその代わりに楽天ポイントを使った少額投資が可能となります。
IPO銘柄数が他の証券会社と比較してやや少ないこともデメリットとして挙げられます。しかし、楽天証券のIPOは完全平等抽選のため、すべての人に当選のチャンスが等しく与えられます。
楽天証券で取扱っている外国株銘柄は、米国株、中国株、ASEAN(シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア)株となります。欧州株や豪州株など、これら以外の外国株に投資したい人は、他の証券口座を開設する必要があるでしょう。
また楽天証券は2022年の9月より、積み立て額の1%を還元していたクレジットカードによる投資信託積立の還元率を、一部の投資信託について0.2%に引き下げるとしています。クレカ積立を考えている人にとっては、このポイント還元率引き下げはデメリットでしょう。
楽天証券の口コミ
れえさん
★★★★★
手数料が安いのはもちろんのことですが、株式などの購入につき、楽天ポイントがたまること、楽天ポイントを使って投資信託や株式を購入できることがあり、助かっています。楽天ユーザーであれば、ポイント(通常ポイントのみになりますが)を有効に活用することができます。取り扱っている投資信託の数にも不満はなく、これからも愛用したいと思える証券会社です。
まーぶるさん
★★★★☆
まだまだ楽天証券を使って間もないのですが、商品もたくさんあるし、初心者でもとても使いやすいと感じました。以前は信用金庫などで勧められた商品を買っていたのですが、仲介手数料などが取られているという事を知り、初めから楽天証券を使っていればなと思いました。投資信託を積み立てているのですが、コツコツと20年積み立てようと思っています。
みゆさん
★★★★★
現在クレジットカードの支払いで貰ったポイントだけで毎月積み立てNISAの米株を2銘柄運用しています。クレジットカードは光熱費と保険料、生活費などで貯まったポイントなので持ち出し分は0円です。また数百円から積み立てNISAの運用ができるので手軽に始められてオススメです。全く知識のなかった私でも始められたので分かりやすいですよ!
たまのこしさん
★★★★☆
楽天グループの証券会社である楽天証券。私は楽天銀行を使用しているので毎月積立で投資信託を購入しているのですが、手数料がかかりません。取り扱い商品が豊富でAIによる購入支援もしているので初心者にはとっつきやすいと思います。また、定期的にWEB講演会もやっているのでこれから株や投資信託を始めようと思っている人にもお勧めです。
ぷにさん
★★★★★
楽天証券と楽天銀行のマネースイープを利用すると口座残高の現金と株式買い付け余力がリンクしてしかも出し入れによってポイントが貯まるので便利です。株式の売買手数料にもポイントが貯まるし、買い物で貯めたポイントを投資にも回せるので他のネット証券よりもお得感があります。
taiki78さん
★★★★☆
楽天証券はネット証券会社の中では比較的規模が大きく一般的にも知名度のある会社です。投資での売買をする事で楽天ポイントが貯まるのも独自の制度として人気です。証券会社のアプリの中では楽天が一番優れていると思われ、マーケットスピードというアプリから日々の売買、企業情報を読んだり、スクリーニング、おまけに日経テレコン等のニュースメディアまでアクセスが可能で口座開設おすすめの証券会社です。
hmさん
★★★★★
楽天証券のメリットはなんと言っても手数料の安さです。自分は基本的にデイトレードをするのですが、楽天証券は1日の売買代金が50万円まで手数料が無料なんです。さらにデイトレードだと片道の手数料しか計算されないのも嬉しいポイントです。ツールなども使いやすく、どの証券会社よりもおすすめです。併用すればポイントだけで貯蓄も可能です。利用しない理由はないと思います。
忍子さん
★★★★☆
楽天証券のメリットは楽天ポイントで株式が購入できるところです。ただし、この株式が買えるといっても楽天ポイントの中の期間限定ポイントは使うことができなく通常の期限のないポイントでしか株式でしかポイントは利用できないところがデメリットと言えばデメリットです。ただし、一日の約定代金50万円まで株式売買手数料無料というサービスも行っているので、ここはそれなりに使えます。
たけっちさん
★★☆☆☆
IPO投資をするために口座開設をしました。ほかの証券口座と違って楽天証券の場合はIPOする時に、最初にブックビルディングをしてしばらくしてから申し込みをしないといけないという2段階での申し込みになっています。ちょっと複雑なのが面倒な感じです。取扱銘柄もそれほど多くないのでもう少し増やしてくれると良いと思います。
はるかさん
★★★☆☆
スマホアプリは、他の証券会社よりシンプルで使いやすいです。ごちゃごちゃしていると目が疲れるので。サーバーダウンやシステム障害が多いのでそこは改善して欲しいですね。楽天銀行との提携があるので、送金がスムーズにできて良いです。金利上昇など考慮すると、マネーブリッジのサービスが使えるようになったことも、ポイントが高いと思います。りしてLINEポイントを貯めていれば、実質無料で株を買うことも可能です。
\ポイントを活用して投資したい人向き!/
SBI証券
SBI証券はネット証券の中でも最多の口座数であり、2023年3月時点で1,000万口座を突破した。また日本最大級の顧客満足度調査(JCSI)の証券部門で2019年度1位に輝き、今年の「2023年 オリコン顧客満足度ランキング ネット証券」部門でも総合1位に輝いた。
SBI証券は情報量の多さに加え、少額資金で株取引が行えるミニ株や9ヶ国もの外国株など取扱商品も豊富にラインナップ。気になる分野が多岐にわたる場合にも対応してくれるのが初心者におすすめのポイントだ。
またSBI証券は手数料の安さでもトップクラスであり、2023年10月からはついに国内株式の売買手数料が0円になった。
SBI証券は投資初心者向けのサービスも豊富だ。専門のアナリストが分かりやすく株式の動向を分析してくれたり、ネットを介して質の高いセミナーがいつでも視聴できるため、初心者でもしっかりと株の勉強をしながら投資を始められるネット証券と言える。
SBI証券が誇る株式取引ツールがHYPER SBIだ。最短1クリックで発注が可能な上、マーケット情報やニュースなどの豊富な情報を提供し、投資のチャンスを逃さないよう作られている。
このHYPER SBIは利用料が月額550円 (税込) だが、国内株式の約定 (取引) 1回で36日間無料で使えるので、月に1回でも取引すれば無料で使い放題と言える。
SBI証券のデメリット
- デモ取引がない
- 米国株日本株の取引アプリが別
- IPOの取扱数が多いが、倍率が高い
SBI証券では仮想資金を使って取引シミュレーションを行うデモ取引を利用できません。損失を出しても実際の資産に影響がないため、デモ取引は初心者にとって嬉しい機能でしょう。
ただしSBI証券ではデモ口座がない代わりに、数百円の1株単位から株を購入することができます。失敗しても大きな損失には繋がらないので、少額から取引を始めてみましょう。
また、SBI証券では国内株と米国株の取引アプリが分かれています。1つのアプリでまとめて取引できるわけではないのでその点は面倒に感じるかもしれません。
そしてIPOの取扱い銘柄数が多い(2022年 89社)ものの、逆に多くの投資家がSBI証券で申し込みをするため当選確率が高くないという点もデメリットの一つです。しかし、IPOで当選するためには複数の証券会社から申し込みをするのが基本路線です。SBI証券でも申し込み、他の証券会社での申し込みも行うと良いでしょう。
SBI証券の口コミ
クロスケさん
★★★★★
売買手数料が安いので、これから手軽に株の売買を始めたい方にがぴったりだと思います。また株主優待制度を利用したいと考えている方にも、優待内容、権利確定月、購入額と様々な条件で検索が出来るので、自分にピッタリな銘柄を簡単に検索できる事も大きなメリットです。
みかんさん
★★★★★
手数料が安いですし、商品も豊富です。商品に関するサポートが手厚いですから、初心者も利用しやすいでしょう。ネット上の取り引きが初めての人にも、担当スタッフさんが噛み砕いて説明してくれます。他のメリットとして、無料で使用できる便利なツールが用意されています。
よっくんさん
★★★★★
15年以上前に口座開設をして現在も利用しています。国内株式だけでなく、外国株式、債券、投資信託、CFD、FX、オプション取引、金・プラチナなど幅広い金融商品を取り扱っています。NISA、積立NISA、イデコにも対応しています。SBIネット銀行もあり、残高が証券会社の取引可能残高に連携していて便利です。マーケット情報など各種情報も満載で勉強になります。
epitaphさん
★★★☆☆
私は投資信託と金の現物とアメリカの銀ETFに投資していますが、SBI証券は投資できる商品の種類が多くて他社と比べて手数料も低いので少ない資金で投資したい初心者にとって使い勝手の良い証券会社だと思います。ただ一つ残念なのが私の購入している商品をポートフォリオの画面にまとめて出せないところが比率の調整をしたい私にとって残念なところです。
へいりさん
★★★★☆
SBI証券のアプリは、色使いや表記がシンプルで見やすいです。ただそのせいか、どこがボタンになっているのかがわかりにくいです。株式名や価格をタップしたら画面が切り替わるのはわかりますが、口座状況の確認や情報収集に少しやりにくさを感じたことがあります。ただ、アプリの改善が比較的頻繁に行われているので、今後も楽しみに利用し続けようと思っています。
さわちゃんさん
★★★★☆
投資信託を保有したりするだけでTポイントが貯まり、またTポイントを投資に回すことができます。投資で貯めたTポイントはウェル活にて利用すると更にお得なような気がするので大変便利な証券会社だと思います。また余裕資産に不安がある方も手数料が大変お安くなっているので取引しやすい環境が整っていると思います。
t.sさん
★★★★☆
今までに3社の証券会社を利用したことがあります。その中でも、機能が一番シンプルでわかりやすいと感じたのがSBI証券でした。これなら初心者が使うにしても、シンプルでわかりやすいです。また、良心的な手数料ということもあり、一番最初に使うなら間違いなくSBI証券がお勧めです。ただし、アプリとしては使いづらさを感じます。また、よく耳にする通り、メンテナンスが土日に多く機能が使えないことがあります。
tomosou910さん
★★★★☆
他の証券会社と比べて手数料が安いのと、アクティブプランなら1日の取引300万円まで無料となるのは大きいです。特に少額取引する際や株式の現物取引では大きなメリットだと思います。あと夜間の私設取引のPTSがあるのも魅力的です。ちょっと不満を感じるのは、取引ページの見にくさと、リアルタイムでの取引にちょっとやりにくさを感じます。
ヤスさん
★★★★☆
IPO(新規上場株式)を申し込むならSBI証券がお勧めです。抽選に外れてしまった場合、「IPOチャレンジポイント」というポイントが貯まります。これを次回のIPO申し込み時に使用することができ、貯まったポイントを沢山使うほど抽選で当たる確率が高くなります。
shotaro8さん
★★★★★
ネット証券ナンバー1の会社で、大手の会社であることから初心者でも安心して投資を行うことができます。取引手数料も安く、海外の株式や投資信託の種類も多い。NISAやiDeCoなどの長期投資を行いたい人は、オススメです。Tポイントを利用できることから、ポイント投資を行いたい人は利用してみるといいでしょう。
\25歳以下なら手数料無料!/
松井証券
国内株式手数料 (税込) | |||
---|---|---|---|
10万円 | 50万円 | 100万円 | |
一日定額 | 0円 | 0円 | 1,100円 |
取引ごと | - | - | - |
口座数 | 投資信託 | 外国株 | IPO(2022年度) |
---|---|---|---|
約145万 | 1715本 | - | 55社 |
松井証券の手数料体系は、1日の取引額が50万円以内なら手数料0円、それ以上なら取引額100万円ごとに1,100円増えるというシンプルなシステムだ。投資に不慣れな初心者でも、特に設定しなくとも1日の取引金額が50万円を超えないようにさえすれば手数料0円でやっていけるのが、松井証券の良さと言える。
松井証券は大正7年創業で100年以上の歴史と実績を持ち、2023年度のオリコン顧客満足度ランキングでは、証券業種の初心者部門で1位を獲得している。株主優待名人の桐谷さんが利用している証券会社としても有名だ。
松井証券では原則24時間、専用フォームからの問い合わせを受け付けている。株の売買はもちろん、証券口座への入金や出金など株投資の初心者にはわからないことも多いので、24時間のサポートがあるのは心強い。またフリーコールで直接電話で相談することも可能だ。松井証券はHDI-Japan(ヘルプデスク協会)主催の2020年度問合せ窓口格付け(証券業界)で10年連続三つ星を獲得しており、サポート体制の品質の高さもお墨付きだ。
松井証券の口コミ
まりこさん
★★★★★
松井証券はネットでスイスイ進められるので、投資や株を詳しく知らない若い世代でもスタートしやすいと思います。取り扱ってる銘柄も幅広いので多くの人が満足できるはずです。何かわからないことがあった時もサポートセンターに電話するとすぐに解決してくれるので初心者にもおすすめです。
コーンさん
★★★★★
手数料は破格と言えるかもしれません。商品の数も驚くほど多いです。もちろんサポート体制はしっかり整っていて、担当の方がどんな相談にも乗ってくれますし、分からないことに関する説明も丁寧に行ってくれます。何か不安なことがあれば遠慮せず伝えてください。それにもスタッフの方がちゃんと答えてくれるでしょう。
シロさん
★★☆☆☆
松井証券は1日の取引金額が50万円まで手数料無料というネット証券として平均的な手数料となっています。ただ、取引ツールがあまり使いやすくありません。他のネット証券の取引ツールなどは直感的に使い方がわかるようなものが多いのですが、松井証券のものは古めかしい感じで使い勝手が悪いです。
おびさん
★★★★☆
松井証券は1日の取引額が50万円までは無料で取引ができます。またIPOの抽選時に購入代金が不要なので少額しか資産を持たない投資家でも抽選に参加することができます。松井証券のスマホアプリはチャートが見やすくて使いやすいです。しかし、銘柄が400までしか登録できないので登録数を増やしてくれると良いと思います。
DMM.com証券
DMM.com証券の強みはなんと言っても手数料の安さ。取引ごとの手数料ではSBIネオトレード証券と並び、ネット証券で最安値となっている。
約定金額が5万円以下の場合、50円(税抜)から取引が可能となっており、手数料を抑えたい株初心者におすすめのネット証券だ。
さらにDMM.com証券では米国株の取引手数料が無料になっている。国内の証券会社で米国株の取引手数料が無料なのは現在DMM.com証券のみであり、米国株に興味がある人はDMM.com証券の口座開設を検討するとよいだろう。
スマートフォン向け「DMM株取引アプリ」では「ノーマルモード」と「かんたんモード」が選択できて「かんたんモード」では自分にあった株式がテーマごとに探せるようになっている。PC版の取引ツールも用意されており、Web版「DMM株 STANDARD」・インストール型「DMM株 PRO+」から選択可能。
取引手数料の1%が「DMM 株ポイント」として貯まることも特徴だ。例えば取引手数料が500円の場合、5ポイントがDMM 株ポイントになる。貯まったポイントは証券口座に入金できる。
DMM.com証券の口コミ
ますおさん
★★★★★
"私は米国株(VYM・HDV ・SPYD)の高配当ETFでの積み立て投資で利用しています。各証券会社で米国株の手数料の値下げ合戦はありがたいのですが、完全無料はDMM証券だけではないでしょうか。完全無料なので小刻みに積み立てで買い付けを行うので、全く手数料が気にならないです。こういったコロナによる暴落相場で、リスクを回避するには積み立て投資が良いと思います。米国株に興味あるならDMM.com証券ですね。
すとらまさん
★★★★☆
ホームページでも謳っていますが、とにかく手数料が安いと思います。また、テーマの通りなのですが、購入した1%がポイントとして入ります。そのポイントで投資もできるので、かなりお得だと思います。スマートフォンのアプリも使いやすく、重宝させていただいています。
まささん
★★★★☆
国内株式現物で使っています。ウェブブラウザ画面ですが、取引画面は満足。買付余力推移や特定口座による損益明細、各種ランキングや統計が見やすく、My画面設定、お気に入り銘柄の整理といった機能も気に入ってます。一方、残念なところはウェブブラウザ画面だとチャート内に書き込んだ水平線が保存されないところ、決算日カレンダーがないところ、PTS取引を扱っていないところです。
暇人さん
★★★★☆
もともとはipoに参加するために口座を開設しましたが、取引手数料がかなりお手頃だということを知ってからはメインの証券会社として使っています。チャートも使いやすく注文もしやすくてすごく助かっています。またipoも抽選時に資金拘束されないので、普段の株取引の際にも気にせず、ipoに参加できるので気に入っています。
マネックス証券
国内株式手数料 (税込) | |||
---|---|---|---|
10万円 | 50万円 | 100万円 | |
一日定額 | 550円 | 550円 | 550円 |
取引ごと | 99円 | 275円 | 535円 |
口座数 | 投資信託 | 外国株 | IPO(2022年度) |
---|---|---|---|
約220万 | 1544本 | 2ヶ国 | 61社 |
マネックス証券の一番の特徴は、米国・中国株投資サービスの充実だ。マネックス証券の米国株取扱銘柄数は国内トップクラスであり、手数料も主要ネット証券で最安水準だ。また、マネックス証券では米国株の専用のトレーディングツールとして「トレードステーション」と「トレードステーション米国株 スマートフォン」を提供している。米国株に投資したいならマネックス証券の口座を持っておきたい。
マネックス証券では、1株から株が買えるワン株というサービスを提供している。通常なら最低でも数十万円かかるような株でも数千円程度から投資できるので、株式投資初心者には嬉しいサービスだ。
マネックス証券で口座を持っていると、投資アナリストのオリジナルレポートや銘柄ごとの過去のデータなど、様々な情報を無料で閲覧可能だ。米国株投資に役立つJ.P.モルガンのレポートも閲覧できるのは、米国株に力をいれているマネックス証券ならではだろう。
マネックス証券の口コミ
飛鳥さん
★★★★★
ネット証券で有名なマネックス証券は取り扱い商品が豊富なため、様々な選択肢から選べるのが魅力です。取引によってマネックスポイントがたまったり、人気のIPO投資が取引実績に関係なく平等に抽選されるのも多くの支持を得ている理由のひとつです。投信積立が100円の少額からも可能なので初心者の方にも挑戦しやすいです。
きたさん
★★★★★
退職金の運用を考えて国内株式の取引をするためマネックスを選びました。使ってみると、ネット証券ということもあり国内株式の取引手数料はかなり安価です。特にNISAの株売買を行うと、もちろん税金はかかりませんが、それに加えて売買の取引手数料が無料なので、売り買いの利益や配当がそのまま自分の利益となります。
けいさん
★★★★☆
マネックス証券を使ってみて思ったのはここは手数料も安いと思いましたし、また扱っている銘柄も多いと思ったのは概ね満足できるネット証券会社だと思いました。また最初は慣れないせいで使いにくいと感じた事もあったのですが慣れてしまえば使いやすく特にシステム面でも不満はなかったです。
ここなさん
★★★★☆
マネックス証券のメリットはIPOの抽選が完全平等をうたっているところだと思います。多くの証券会社ではIPOは平等抽選ではなく様々な制約の中でIPOの配分が行われている中でここは平等なのでIPOに応募するときにはここに単元株だけの現金だけ入金してIPOの抽選に参加すればいいので気分よくIPOに参加できます。デメリットはネット証券の中では株式売買手数料が安くはないところです。
GMOクリック証券
国内株式手数料 (税込) | |||
---|---|---|---|
10万円 | 50万円 | 100万円 | |
一日定額 | 0円(税込) | 0円(税込) | 0円(税込) |
取引ごと | 90円(税込) | 260円(税込) | 460円(税込) |
口座数 | 投資信託 | 外国株 | IPO(2022年度) |
---|---|---|---|
約100万 | 133本 | - | 0社 |
GMOクリック証券における最大の魅力は、手数料が最安値の水準であることだ。証券口座のシステム管理を外部に委託せず、GMOインターネットのグループ内で開発、保守を行っているためコストの削減につながっている。
GMOクリック証券では、国内株式やFXだけでなく、先物・オプション取引や外為オプション、CFDなどさまざまな金融商品を取り扱っていることも特徴だ。FXやCFD、外為オプションでは仮想マネーでデモ取引を行えるため、投資初心者でも簡単に疑似体験できる。
GMOグループの強みを活かして常に利便性の改善が行われていることも、GMOクリック証券ならではの特徴だ。証券口座開設時やツール利用時、簡単に操作できる点も人気で、特に若い投資家や仕事で忙しいビジネスマンから高い支持を受けている。また国内株式を選ぶ際に「かんたん銘柄診断」によって、自身の投資スタイルや資金に適した銘柄を選択してくれるのも心強い。
GMOクリック証券の口コミ
りしゃぽんさん
★★★★★
テクニカルに売り買いサインだけでなく、ファンダメンタル分析も行ってくれます。今の為替、株にしても同じですが、政治の分析は大事です。また、日本は世界一位の経済大国ではないので、少なからずアメリカ、中国の影響を受けます。今の中国、アメリカの政治状況、または経済政策の分析と解説も行ってくれるので、大変便利だと思います。
miteさん
★★★★☆
システムがシンプルなためITやパソコンに苦手意識がある人でも取引しやすいです。さらに、NISAでの売買手数料が無料のため気軽に取引を始められる点もメリットだと思います。ただし、GMOクリック証券では、IPOの取り扱い件数が少ないため、IPO銘柄の取引をしたい人にはお勧めは出来ないと思います。
アサリンさん
★★★★☆
取り扱い商品もとても豊富で他のネット証券にはない商品先物もあるので、少額から始めるのには面白いかもしれません。原油の先物を取り扱っているのはGMOクリック証券だけなので、1バレル20ドルとなった今買えば、多くの利益を得ることができそうです。ただ、スマホの操作がしずらいので、パソコンメインで取引する人にはいいかもしれません。
ニッシーさん
★★★☆☆
GMO証券以外にもSBI証券、楽天証券を利用しています。これら3つを比較すると競合2社を足して3で割るようなツールの使いやすさで私は使いにくいなという感想です。ただし、株式をメインにしているから故ですが、FXに限って言えばスプレッド、金利(あと体感の約定速度)はGMOがいいと思います。
岡三オンライン証券
国内株式手数料 (税込) | |||
---|---|---|---|
10万円 | 50万円 | 100万円 | |
一日定額 | 0円 | 0円 | 880円 |
取引ごと | 108円 | 385円 | 660円 |
口座数 | 投資信託 | 外国株 | IPO(2022年度) |
---|---|---|---|
約37万 | 641本 | 1ヶ国 | 19社 |
岡三オンライン証券は他のネット証券と比較して情報が充実していることがメリットだ。「投資情報局」では短時間で良質な投資情報が確認できて、短期・中長期投資の計画を立てる上で参考になる。さらに毎週金曜日に日本、米国株式の今後の見通しやコラムが書かれている独自のレポートである「岡三グローバルウィークリー」が発信されている。
岡三オンライン証券は、IPOの当選確率を上げたいなら口座開設しておきたい証券会社だ。IPOの事前入金なしで抽選に参加できるため、他の証券会社と並行して応募するのに向いている。また他の証券会社と比較して口座数が多くないため、競争相手が少ないのもポイントだ。
「くりっく365」というCFD取引を利用できるのも岡三オンライン証券の特徴だ。日経平均やNYダウなどに少ない資金からレバレッジをかけて投資できる。初心者にはあまりおすすめできないが、こういった特殊な取引が利用可能なことも魅力的である。
岡三オンライン証券の口コミ
ケンジさん
★★★★★
まず、トレンドツールに関してはしっかりと充実していたので安心することができました。また、株式売買手数料については20万円まで無料だったのでとても嬉しかったです。そして、取り扱っている商品に関しても豊富だったので本当に良かったです。また、POやIPOにしっかりと申し込めるところが最大のメリットだと思いました。
Japan39さん
★★★★☆
IPOが前受け金なしで応募できるのが嬉しいです。取り扱いも多いです。まだ当たったことがないから、手放しでいいとも言い切れないですが、他の証券会社と併用してるのでまあ良しとしています。毎日、毎週のマーケット情報を簡単なサマリーとして配信してくれています。何となく長期投資で始めたのでこれを目を通すだけでも市場の動きがわかる気がします。
かずりんさん
★★★★★
手数料節約でたまに利用しています。ここは50万円まで(信用取引含めると100万)の取引なら手数料が無料です。ただ、私は証券会社はあまり分散させたくないので、購入後は他証券会社に移管手続きをします。移管用紙はHPから取り寄せが簡単にできますし、移管用紙の名前や住所欄は印字済みなので、移管手続きはかなりラクです。私は移管前提の購入のみの証券会社として利用しています。
えむさん
★★★★☆
株式の情報収集用としても利用している証券会社です。情報量が豊富で、毎日メールで「岡三オンラインマガジン」が届きます。毎日の株価概況をはじめ、話題の銘柄、おすすめの銘柄、人気の銘柄などがわかるためかなり参考になります。実際にどういったものに投資していいか、今は投資すべき時なのかについて判断材料になる情報が届くのは便利だと思います。
auカブコム証券
国内株式手数料 (税込) | |||
---|---|---|---|
10万円 | 50万円 | 100万円 | |
一日定額 | - | - | - |
取引ごと | 99円 | 275円 | 1,089円 |
口座数 | 投資信託 | 外国株 | IPO(2022年度) |
---|---|---|---|
約160万 | 1,687本 | - | 23社 |
少ない資金で株取引ができる「プチ株(ミニ株)」や、さまざまな特許を取得している注文方法を採用した自動売買機能など独自のサービスが多いことがauカブコム証券の魅力だ。
auカブコム証券は、SBIネオトレード証券と並び信用取引の手数料が完全無料だ。株式投資初心者には信用取引は難しいかもしれないが、現物株取引に慣れてきたら信用取引に挑戦してみるのもいいだろう。
auカブコム証券は三菱UFJモルガン証券のグループ会社であるため、三菱ロイター、フィスコ、株経ニュースなど銘柄分析に関する情報や、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJリサーチ&コンサルティングによる独自の個別銘柄に関するレポートなどの情報サービスも充実しており、どれも無料で利用できる。
50歳以上60歳未満であれば現物株式の手数料が2%割引になり、60歳以上であれば4%割引になる「シニア割引」や、auのキャリアを利用していると現物株式の手数料が1%割引になる「auで株式割」など、au カブコム証券ならではのオリジナル割引サービスも特徴だ。さらに三菱UFJフィナンシャル・グループが運営しているため「三菱UFJフィナンシャル・グループ」「KDDI」「中京銀行」などの関連株式を取引する際は、手数料が10%割引になる「株主推進割引」もあり、投資や株取引の初心者にとって、オリジナルの割引サービスは見逃せないポイントだろう。
auカブコム証券の口コミ
うめ吉さん
★★★★★
画面が視覚的に分かりやすく、パソコンに慣れていない年配の方にも扱いやすいと思います。実際、60歳代で今までパソコンを使う事がなかった私の身内も、難なく操作しています。また、ネット証券では手数料がもっと安い所もあるようですが、毎朝スマホで聞けるカブコムラジオでの最新情報や、サイト上でも次々更新される情報、LIVE配信、初心者が株について学べる講座など、情報収集が満載なので、充分価値があると思います。
アベマさん
★★★☆☆
auユーザーということで、その繋がりで口座開設しました。開設まではスムーズでしたので手軽に始められるかなと思います。取引はWeb画面は見やすいと思う一方で、スマートフォンアプリはやや使いにくいなと感じました。商品数は特に多くも少なくもなく、手数料も特別安いという印象はありません。
らいむぎさん
★★★★☆
大手のネット証券会社なので利用するのはとても安心です。口座開設・維持手数料無料、NISA割で現物株式手数料も安いです。auWALLETポイントがもらえますからとてもお得だと思います。解約時の手数料は0円でしかも税金も0円ですのでおすすめです
コーンさん
★★★★☆
申し込んだ翌日に口座を開くことができます。しかも信用手数料は0円からです。取り扱われている商品の数も多いですし、商品におけるサポート体制も充実しています。kabuステーションという使いやすいツールもありますし、初心者も安心して利用できるでしょう。
SBIネオトレード証券
SBIネオトレード証券の魅力は業界最安水準の手数料の安さである。現物取引における、1注文毎の約定代金に応じた手数料は、主要なネット証券の中でDMM.com証券とともに最も安い金額となっている。さらに信用取引では取引手数料が無料だ。信用取引専用のサブ口座として使うのもいいだろう。
オンライントレードツール「NEOTRADE R」が使いやすいこともSBIネオトレード証券の特徴だ。ダウンロード版、Web版、に加えてiPhone版、アンドロイド版のスマートフォン用アプリなど、自身の環境に適したツールが用意されている。チャート発注や株価の分析、信用取引に便利なランキングなどの各機能が備わっており無料で利用できる。
SBIネオトレード証券の口コミ
かずっぺさん
★★★★★
ここのメリットは信用取引の手数料が無料という点に限ります。また、逆に金利が高いという訳でもないので、安心してトレードができます。他の証券会社だと小刻みにトレードすると手数料負けしますが、手数料が気にならないので、小刻みにトレードをすることができます。デメリットは決済注文画面が分かりづらいということです。私は決済注文がどうしても分からずにカスタマーに電話しました(笑)
たけしさん
★★★★☆
一日に何度も信用で取引すると手数料がバカにならないので、当初は期間限定だった信用取引手数料が現在は無料なことが魅了です(貸株等の金利は発生します)。ただ新規上場のIPO銘柄の引き受けが証券会社として弱く上場時に爆発するような良い銘柄が回ってきません。疑問や問い合わせ時のサポートの返答のレスポンスは非常に良いです。
てすらるーさん
★★★☆☆
IPO目的で口座を持っています。株式は専用アプリで口座管理ができるため、運用はしやすいと思います。手数料もネット証券の中でも安いです。IPOは事前資金なしで抽選が受けられるので良いと思います。ただ取り扱いがあまり多くないので利益効率としてはあまり高くなっていません。
masasaさん
★★★★☆
SBIネオトレード証券では、つみたてNISAを利用することができます。一番の驚きは、取扱銘柄がひふみプラスの一つしかないことです。はじめての人は、恐らく困惑すると思います。よほどの自信がある銘柄なので、安定感が抜群です。貯金する感覚で利用することができます。初心者にオススメだと思います。
個人の好みや希望するサポートによっては必ずしも該当する訳ではないですが、ここまで紹介した11社はいずれも初心者に利用しやすいネット証券です。最適で最高のパートナーを見つけるための比較材料として参考にしていただければと思います。
ランキング順位の算定基準
当ページの証券会社ランキングは、株式会社ZUUによる証券会社のユーザー満足度のアンケート調査を元に、客観的な統計データによる算出を行っております。
アンケート調査の概要
アンケート調査の概要
- 実施時期
- 2020年4月~11月
- 調査の概要
- 証券会社のユーザー満足度調査及びレビューの収集
- 調査対象
- 証券口座を有する国内の20歳以上の男女
- 有効回答数
- 583件
- 調査会社
- 株式会社クラウドワークス
ユーザー満足度調査の結果
証券会社 | 回答数 | ユーザー満足度平均 |
---|---|---|
SBI証券 | 111 | 4.24 |
楽天証券 | 96 | 4.22 |
松井証券 | 67 | 4.09 |
DMM.com証券 | 19 | 4.05 |
マネックス証券 | 58 | 4.05 |
LINE証券 | 48 | 4.04 |
GMOクリック証券 | 32 | 4.03 |
SBIネオモバイル証券 | 12 | 4.00 |
岡三オンライン証券 | 25 | 3.96 |
auカブコム証券 | 34 | 3.79 |
SBIネオトレード証券 | 29 | 3.79 |
SMBC日興証券 | 35 | 3.74 |
野村證券 | 17 | 3.47 |
現役トレーダーの選んだおすすめネット証券会社
SBI証券
JACKさん (株式トレーダー)
兼業投資家としては、1日50万円まで手数料無料は非常に魅力があります。また、PTS市場を活用できることは魅力的。IPO銘柄を初日に購入後、ストップ高までついた時には、その夜間取引で売却できます。さらには、IPO銘柄の引受も多く、ポイントを4年間近く貯めれば、主幹事銘柄で当選する可能性が高いです。なお、未成年口座も開設することができます。
楽天証券
藤井英敏さん (カブ知恵代表取締役)
同社の情報ツール「マーケットスピード」の使い勝手の良さを評価。チャート分析や会社四季報情報、日経テレコンなど、投資家にとっての重要な情報をこのマーケットスピードだけで得ることができます。バージョンも投資家の声を反映して、どんどん進化していています。
若林史江さん (トレーダー、タレント)
楽天証券の前身であるDLJディレクトSFG証券時代から、同社の情報ツール「マーケットスピード」を活用しています。何度も他社の情報ツールを試したものの、使い慣れたマーケットスピードに戻ってしまいます。現在では、楽天ポイントを紐づけできる楽天証券がお気に入りです。
au カブコム証券
藤井英敏さん(カブ知恵代表取締役)
同社は、名古屋や札幌など、地方の取引所に上場している銘柄を取引することができます。地方市場には、お宝銘柄がたくさん眠っているので、とても魅力的です。
ネット証券のメリットとデメリット
ネット証券とは文字どおりインターネットの取引をメインにした会社で、実店舗をもちません。一方従来の総合証券は店舗を有し、対面方式の取引に対応しています。総合証券のなかには、ネットによるサービスを行っているところもあります。総合証券の場合、担当者にアドバイスをもらいながら運用も可能です。一方ネット証券は基本的に銘柄の選定や注文するタイミングなど、すべて自分で決定する必要があります。
ネット証券のメリット
ネット証券の主なメリット
- 手数料が安い
- 自分のペースで取引できる
ネット証券のメリットとして見逃せないのは、手数料の安さです。手数料無料のところも少なくありません。これは運営コストが総合証券よりもかからないからです。店舗をもたずスタッフの数も少人数で回していけるからです。とくに1日に何度もオーダーを出すようなデイトレーダーにとっては、効率的な資産運用が期待できます。
インターネットのなかで完結できるのもメリットのひとつです。わざわざ店舗に行く必要がないので、普段仕事などで忙しい人でも合間を縫って運用が可能です。また総合証券の場合担当者から、営業の電話のかかってくることも少なくありません。一方ネット証券ではそのようなことがないのです。周りに煩わされることなく、自分のペースで取引したい人に向いています。
ネット証券のデメリット
ネット証券の主なデメリット
- 対面で相談できない
- 回線トラブルやセキュリティ面のリスクがある
自分ですべて行わないといけないというのは、人によってはデメリットに感じるかもしれません。総合証券では迷ったら担当者のアドバイスがもらえます。しかしネット証券は原則ないので、自己判断で注文を出していく必要があります。投資に関するある程度の専門知識が要求されるのです。
ネット証券ではインターネットで運用をします。ネットになんらかのトラブルが起きると、注文できなくなるリスクがある点にも注意しましょう。回線トラブルやサーバーダウンなどで一時的に取引できなくなり、損切りや利益確定ができなくなるかもしれません。またウイルスに感染するなどで口座のIDやパスワードが漏洩してしまって、不正ログインされるリスクもあります。ウイルス対策なども万全にしておきましょう。
株初心者にネット証券がおすすめの理由
ネット証券向きの人はいくつかのタイプがありますが、そのひとつに株初心者があげられます。まず手軽にはじめられるのは大きいでしょう。パソコンもしくはスマホといったネット接続できる環境があれば、来店する必要なく口座開設や取引ができるからです。時間や場所を選びません。また取引手数料も安いので、余計なコストを考えることなく資産運用できるのも魅力です。
取引ツールが充実しているのも、おすすめの根拠です。ネット証券のなかには、取引ツールのバリエーションを充実させているところも少なくありません。情報収集や取引をスムーズに進められるように配慮されているので、初心者でもすぐに運用方法をマスターできるわけです。
株初心者がネット証券を選ぶ5つのポイント
初心者にはネット証券がおすすめですが、今では選択肢も豊富です。そのなかからどこで口座開設をすればよいか、選び方のポイントで主要な5つについてご紹介をしていきましょう。
株初心者がネット証券を選ぶポイント
- 取引手数料
- 少額からはじめられるか否か
- 取扱銘柄数
- サポートの充実
- 投資に必要な情報提供
取引手数料
まず押さえておきたいのは、取引手数料です。取引をするたびに発生するコストです。もし手数料が高いとたとえ利益を上げても差引が大きいので、せっかくの収益が目減りしてしまい、効率的に資産を増やせなくなってしまいます。ネット証券は手数料の安い会社も多いので、とくに1日に何度も取引をして少ない利益を積み重ねることで資産を増やしたいと思っているのであれば、重視したい項目でしょう。
少額からはじめられるか否か
通常株投資をはじめるには100株単位で注文しなければなりません。株価100円の銘柄であれば100株購入するとなると、1万円が必要です。通常であれば株式投資をはじめるには少なくても数万円、場合によっては100万円を超える資金を準備しなければなりません。
しかしネット証券のなかには、ミニ株サービスを実施しているところもあります。こちらは単元株といって、1株からでも取引できるサービスです。単元株未満でオーダーを出せるネット証券であれば、少額からはじめられます。初心者は損失を出す恐れが高いので、マイナスを小さくするためにも、少額から投資できるネット証券をみつけましょう。
取扱銘柄数
取り扱っている銘柄はネット証券によって異なります。できるだけバラエティに富んだ証券会社を選ぶことも大事です。多様な銘柄を取り扱っていると、リスク分散ができるからです。
たとえば複数の銘柄を購入しておくとAという銘柄で損失が出ても、BやCなどほかの銘柄で利益が出ていれば、こちらの収益でリカバリーができます。国内だけでなく、海外の銘柄を取り扱っているネット証券もあるので、このようなところに口座開設しておくとよいでしょう。
サポートの充実
ネット証券は基本自分ですべて取引を進めないといけません。しかし初心者であればどう注文を出せばよいか迷ったり、トラブルでどう対処すればよいかわからなくなったりすることもあるでしょう。そういったときにサポート体制が充実しているネット証券を選ぶことも大事です。
サポート窓口としてなにが用意されているか、営業時間はどうかなどをチェックしましょう。メールだけでなく電話問い合わせを受け付けているところの方が、より細かな状況などを伝えられるので、初心者には安心でしょう。
投資に必要な情報提供
正しく注文を出すためには、関連情報を手に入れる必要があります。そこでネット証券がどの程度情報提供しているかも、比較ポイントになりえます。経済ニュースだけでなくアナリストのレポートなど多様な情報を提供してくれれば、多角的な検証を進められるでしょう。情報量が多いかどうか、プラス信頼できる情報を取り揃えているかどうかなどもチェックしましょう。
株初心者におすすめの投資方法3選
株式運用の手法はさまざまなものがあります。そのなかでも初心者におすすめの投資方法を3つピックアップしていきましょう。これから株投資を本格的にはじめようと思っているのであれば、ぜひとも以下で紹介する方法のなかから選んでみてください。
株初心者におすすめの投資方法
- 投資信託
- ミニ株
- IPO
投資信託
株初心者が自分で取引するとなると、それなりの知識や情報をもたないといけません。しかし十分な知識や情報量をもたないのであれば、投資信託からはじめるのがおすすめです。投資信託とは自分の資金をファンド会社に預け、ファンドマネージャーが皆さんに代わって運用する方法です。プロが運用してくれるので、収益の出る可能性は自分で進めるよりも高いでしょう。
投資信託をする際にはつみたてNISA、もしくはiDeCoを利用しましょう。通常資産運用で上げた収益の20.315%は、税金として取られてしまいます。しかしこのふたつの方法で運用すれば、一定の条件で非課税になります。つまり利益はまるまる自分の手元に入るので、効率的に資産を増やせるわけです。
ミニ株
ミニ株を販売しているネット証券をみつけることも大事です。通常国内銘柄は最低でも100株からしか購入できません。しかしなかには1株や10株といった単位で購入できるところもあります。売買単位が少なくなれば、必要資金も少なく抑えられます。たとえ運用に失敗したとしても損失額も限定的です。初心者が安定した収益を出すのは困難なので、できるだけ資金を出さずに運用できるミニ株購入からはじめるのがおすすめといえます。
IPO
IPOとは新規公開株のことです。自社株を一般の投資家に販売することで、広く資金を集めるのが目的です。IPOでは公募価格といって、証券会社と該当企業が協議のうえで決める一時的な株価で販売されます。
この公募価格は、相場よりも安く設定されることが多いのです。市場で売られるようになれば、株価が高騰する可能性が高くなります。つまりIPO銘柄を購入して市場で販売されたときに売却すれば、利益を上げられる公算が大です。銘柄分析や売買タイミングを計る必要がないので、株初心者でも儲かる確率が高いといえるでしょう。
株初心者におすすめの学習法3選
株式運用で成功するためには、市場動向や銘柄分析などは必須です。そのためには知識を身につける必要があります。以下からは株式について学習するにあたって、おすすめの方法3つをピックアップしていきます。まずはできるところからはじめてみましょう。
株初心者におすすめの学習方法
- セミナー
- 書籍
- インターネット・SNS
セミナー
株式投資に関するセミナーが随時開催されているので、こちらに参加してみるとよいでしょう。専門家が株式投資のメカニズムや具体的なテクニックについて教えてくれるので、参考になるはずです。ネット証券でもセミナーを顧客向けに行っているところもあります。
コロナ禍の現在、オンラインセミナーも頻繁に開催されています。自宅からパソコンやスマホを使って参加できるので、セミナー会場に足を運ぶ機会がなかなかない人向けです。
書籍
株式投資をテーマにした書籍や雑誌も数多く販売されています。こちらで学習するのもひとつの方法です。基礎知識から時事的な話題まで、体系的に編集されているのでわかりやすいのが魅力です。
また株式投資をする際には、会社四季報に目を通しておきましょう。上場企業に関する詳細な情報を網羅しているからです。注文しようと思っている個別銘柄の情報を入手して、最終判断の材料にしましょう。ネット証券のなかには会社四季報オンラインといって、Webでチェックできるサービスを提供しているところもみられます。
インターネット・SNS
インターネットにも今では株に関する情報はあふれています。書籍と比較して幅広いテーマについて情報提供されているのです。ただしインターネットの情報は玉石混交のため、よく吟味しなければなりません。
ネット証券や有名な投資家の提供している情報をメインにチェックしましょう。SNSはリアルタイムの情報が出ているので参考になります。ただしSNSの場合、だれでも投稿できるので真偽は場合によります。SNSに書かれている情報をうのみにするのではなく、いったん考えてどう対処するか決めましょう。
ネット証券は総合証券会社より手数料安くおすすめ
証券会社名 | 取引額 | |||
---|---|---|---|---|
10万円 | 50万円 | 100万円 | ||
総合証券 | 野村證券(※1) | 152円 | 524円 | 1,048円 |
SMBC日興証券(※2) | 137円 | 440円 | 880円 | |
ネット証券 | SBI証券(※3) | 0円 | ||
松井証券 | 0円 | 1,100円 |
総合証券は顧客一人ひとりに窓口担当者が個別で担当するので、商品選びの相談や提案を受けられますが、店舗の運営費用や人件費など、さまざまなコストが発生します。よって、おのずと投資の手数料が高くなっています。
ネット証券はインターネット上で取引を完結できるため、総合証券のように店舗を設ける必要がありません。したがって、手数料を大幅に下げることが可能になるので、株初心者でも証券取引の手数料を気にすることがなく取引を始めることができるでしょう。特にSBI証券のアクティブプランでは、1日の取引額が100万円までであれば手数料が無料です。コストを抑えて投資を始めたい方にはおすすめの証券会社といえるでしょう。
証券会社おすすめ組み合わせ
株取引初心者であれば、まずSBI証券を開設することをおすすめします。
ネット証券の国内株式個人売買代金シェア1位など、数多くの実績があり信頼できる証券口座であるからです。取引手数料の安さがメリットであり、初めて株取引を行うのであれば、投資金額が少額でも安心して取引を行うことができるでしょう。また、取引に応じてポイントが貯まるSBIポイントサービスがあり、Tポイントに交換することができます。このTポイントを利用して最低100円から投資信託を購入することも可能です。
SBI証券のTポイントサービスでは、投資信託の買付にお手持ちのTポイントを利用可能!また投資信託や国内株式など、さまざまな商品のお取引に応じて、Tポイントを貯めることができます!
引用元:SBI証券Tポイントサービス|SBI証券
国内株式以外にも海外株式、債券、FXなどさまざまな金融商品を取り扱いがあり、金・プラチナの積立投資にも対応しています。さらに「テーマキラー」という投資サービスも行っており、自動運転や人工知能などのテーマを選ぶだけで、それぞれのテーマに特化した複数の企業に投資を行うことも可能だ。5万円~30万円の購入コースがあり、自身の投資資金に合わせて選択できます。
「自動運転」や「人工知能(AI)」、「インバウンド」といった旬のテーマを選ぶだけで、複数の企業に簡単に投資ができます。
引用元:簡単テーマ投資 テーマキラー!|SBI証券
2口座目に開設するのであれば楽天証券が良いでしょう。
取引手数料は国内株式であればSBI証券と同等に安く、1回の取引に応じて1%分のポイントバックも行っています。さらに楽天銀行の口座を開設していると、楽天証券の証券口座と連携させることができる「マネーブリッジ」のサービスを用いれば、口座間の資金移動を無料で行えます。この資金移動無料の連携機能はSBI証券でも住信SBIネット銀行の口座を開設すると「SBIハイブリッド預金」というサービスを利用すれば可能です。
株取引初心者であれば、SBI証券、楽天証券の2口座を組み合わせて開設して、銀行との連携やポイントバック、それぞれのサービスなどを実際に利用してみて、どちらがストレスなく投資を行えるかを比較して、メインの口座を決めると良いでしょう。
少額投資におすすめの証券会社
通常株式は100株単位でしか取引できませんが、一部の証券会社では1株単位から売買できるミニ株(単元未満株)というサービスを提供しています。
ミニ株(単元未満株)のメリットは少額で株を購入できることです。一方、少額で取引できる反面、一般的な株式に比べて手数料が割高なため、手数料を最小限に抑えたいと思う方も多いでしょう。下記の表ではミニ株を購入できるネット証券の手数料を比較しました。
約定金額 | 1万円 | 3万円 | 10万円 |
---|---|---|---|
SBI証券 | 0円 | 0円 | 0円 |
au カブコム証券 | 55円 | 165円 | 550円 |
マネックス証券 | 55円 | 55円 | 99円 |
岡三オンライン証券 | 220円 | 330円 | 660円 |
SBIネオモバイル証券 | 月額220円:1ヶ月の約定金額が50万以下の場合 |
手数料だけをみると「au カブコム証券(プチ株)」「マネックス証券(ワン株)」が最も安く購入できます。1ヶ月間に複数回、ミニ株を売買するのであれば月額制の「SBIネオモバイル証券」もおすすめです。SBI証券のS株は24時間、スマートフォンのアプリからでも注文でき(市場への注文は1日2度)NISA口座での購入も可能なので、株取引初心者の少額からの株式取引に適していると言えるでしょう。また、au カブコム証券のプチ株はプレミアム積立というサービスがあり、毎月500円以上1円単位からプチ株を積立することができます。
各社のミニ株取引はサービスや手数料が異なるので、各証券会社を比較して自身の投資スタイルに適した証券会社を選択すると良いでしょう。
株の現物取引に慣れたらやってみたい株式取引
株の現物取引に慣れたら、他の株式取引にも挑戦してみるのもいいでしょう。特に初心者にもおすすめしたいのが、『新規公開株(IPO)投資』です。まだ株式市場に公開されていない株式を購入して上場と同時にもしくは中長期的に保有して売却する投資法であるが、株価がついていない状態で購入するため、割安で入手できることが多いことが魅力と言えます。ただし、抽選によってIPO株の購入権が分配されますが、人気銘柄の場合は抽選倍率が非常に高くなってしまうこともあります。
また、株式投資と比較して安全性が高い『債券投資』もおすすめだ。満期まで待てば投資した額以上の金額が戻ってくるため、元本割れを避けたい方にも適した投資と言えるでしょう。他にも米国株や中国株などの『外国株投資』を実施してみるのもよいでしょう。国内株式は100株、1000株単位での購入が基本となっているため、ある程度まとまった資金が必要となりますが、外国株は1株から購入できるものも多く、初心者でも気軽に始めることができます。
総合証券会社とネット証券会社の違い
サポート体制の比較
総合証券では、プロの資産運用担当者に銘柄の選定、株式以外の金融商品の相談など、直接アドバイスを受けられることが大きなメリットです。
ネット証券は自分で情報を集める必要がありますが、SBI証券では国内株式の関連ニュース配信はもちろんのこと、独自での銘柄分析や、Webサポートも2018年度の格付けにおいて最高評価である「三つ星」を獲得するなど、店舗があること以外では遜色なく充実したサポートを受けることができます。
取引しやすさの比較
総合証券の場合、顧客のターゲットが資金豊富な富裕層や法人であることが多く、株式以外の金融商品や新規公開株(IPO)、資産運用のコンサルティングなど、幅広い提案になるため、株初心者にとっては過剰なサービスになる可能性があります。また、店舗に訪れたり電話での注文になるため、好きなタイミングですぐに購入できないことはデメリットと言えます。
ネット証券であれば、24時間いつでも、場所を問わず注文が可能です。手数料も圧倒的に安く、個人での取引、特に株初心者はネット証券の方が手軽に始めることができるでしょう。
また、近年では、インターネットで取引ができるネット証券で口座開設している人が増えている。株式会社ZUUが2021年4月に証券口座保有者500人に行った調査では、証券会社との主な取引方法は、「証券会社の店頭」や「電話」と回答した人が計9%、「PCやスマートフォンなどのインターネット取引」と回答した人が87%という結果でした。(調査会社:クロスマーケティング)
ネット証券ランキングを見て、まだどこにしようか迷っている方は
たくさんのネット証券会社を紹介されたものの、迷っているという人はいるかもしれません。それならば、気になる証券会社から資料請求をし、口座開設してみてはいかがでしょうか。 仮に資料請求をしても、電話で勧誘されるということはまずありません。そしてどのネット証券会社も口座開設費や維持費は無料です。比較のために試しに複数開設してみて、実際に利用してからメインとなる証券会社を定めてみてもいいでしょう。
また、以下は株式会社ZUUが2021年4月に証券口座保有者500人にとった、「各証券会社のイメージ」についての調査です(調査会社クロスマーケティング)。各証券会社によって特徴があることが、それぞれのイメージの違いからもわかるでしょう。ぜひ複数の口座開設をしてみて、自分に合った証券会社を見つけて欲しいと思います。
複数口座を開設して証券会社のメリットを有効に利用しよう
ネット証券口座はそれぞれ独自のサービスを提供しているので、複数の口座開設を行ったほうがよいでしょう。
手数料の違い
例えば、松井証券とSBIネオトレード証券の両方を口座開設すれば、10万以下で購入した銘柄があった場合、松井証券を利用すれば取引手数料が無料になります。100万円以上で購入したい場合はSBIネオトレード証券を利用すれば、取引手数料が340円(税抜)となり、松井証券で取引する場合よりも660円(税抜)もお得になります。株初心者であれば手数料を抑えた取引を行いたいので、購入金額によって取引する証券口座を使い分けたほうがよいでしょう。
投資情報を得られる
上記に加えてマネックス証券の口座も開設すれば、オリジナルレポートやメール配信サービスなど、有益な投資情報を無料で得ることができます。マネックス証券は米国個別株、米国ETFが4,500銘柄を超えているため、米国株への投資に興味が出てきた場合でも対応が可能です。
IPOが有利になる
さらに、IPOの当選確率を上げられることも魅力です。IPOは各証券会社によって割当があるので、それぞれ株の配分数も異なります。よって、複数の証券口座を保有しておけば、その分多くの抽選を受けることが可能になります。
万が一のリスクに備える
システム障害によって取引が不可能になることも考えられます。複数の証券口座を開設しておけば、そういったトラブルを回避できるでしょう。
取り扱い商品の違い
日本株はもちろんのこと、米国株、投資信託、先物取引、FXなど、金融商品と言っても多岐にわたります。証券会社によっては、取り扱ってない商品があるので、各証券会社によってそれぞれ有効なツールを用いれば、より最適な投資が行えます。
手数料が安いおすすめの証券会社
SBI証券
SBI証券は2023年10月現在、口座開設数が1,000万を突破するほど人気が高い証券会社です。その1番の魅力として、手数料が業界最低水準であることが挙げられます。SBI証券では国内株式の売買取引にかかる手数料について、2023年10月から電子交付サービスに申し込むといった条件を満たすことで、無料としています。
初心者にとって手数料で利益が減ってしまうという損をしないかが気になるポイントの一つですが、SBI証券なら手数料を気にせず取引をすることができます。
楽天証券
楽天グループで有名な楽天証券は手数料も安く、大手ならではの安心感がある証券会社です。
楽天証券でも「ゼロコース」に申し込めば、スプレッドがコストとして発生するものの、売買手数料が無料で株取引をすることが可能です。
楽天証券は手数料が安いのはもちろんのこと、初心者向けキャンペーンも豊富に行っており、初心者におすすめの証券会社と言えるでしょう。
松井証券
松井証券は大正7年創業で100年以上の歴史と実績を持つ証券会社です。2023年度のオリコン顧客満足度ランキングでは証券業種の初心者部門で1位を獲得していることから、ユーザー満足度も高いことが見て取れます。
松井証券の手数料はシンプルなシステムを取っているのが特徴的です。具体的には1日の取引額が50万円以内なら手数料0円、それ以上なら取引額100万円ごとに1,100円増える。投資に不慣れな初心者でも、特に設定しなくとも1日の取引金額が50万円を超えないようにさえすれば手数料0円でやっていけるのが、松井証券の良さと言えるでしょう。
NISA口座におすすめの証券会社
SBI証券
SBI証券は投資信託の取扱数が2023年10月23日時点で2,599本と業界1位の本数を誇っています。また、外国株も豊富に取り扱っています。具体的には米国株式のほか、中国株式、韓国株式、ロシア株式、ベトナム株式、インドネシア株式、シンガポール株式、タイ株式、マレーシア株式の9つの種類を扱っています。
SBI証券は取扱商品数が多いので、豊富なラインナップから自分が納得できる商品を見つけて投資できるでしょう。また、主要ネット証券のなかでもトップの口座開設数を誇り、手数料が安いため、投資初心者でも安心して口座を開設できると思います。
楽天証券
楽天証券もNISAで投資信託を始める方に魅力的な証券会社です。取り扱い銘柄は2,563本と業界トップクラスです。
楽天証券で口座開設するなら、楽天カードを利用するのがおすすめでしょう。 楽天証券では、楽天カードでの投信の積立や保有でも楽天ポイントが付与されるのが最大の特徴でありメリットの1つです。
マネックス証券
マネックス証券は、NISAをはじめて利用する人にも口座を乗り換える人にもおすすめできるネット証券会社です。アップルやグーグル、フェイスブックなど注目の米国株の取引も、キャッシュバック制度を利用すれば実質手数料無料、売却時は0米ドル~と圧倒的な安さです。
外国株式の取扱いが豊富なほか、高確率で値上がりするIPO銘柄の取扱いが多い点も強みです。取引数量に関わらずIPO抽選権が1口座に1つ付与される「完全平等抽選方式」を採用していることも、取引規模が少ない投資家にはうれしいポイントです。
IPOにおすすめの証券会社
SBI証券
SBI証券はIPOの引受証券会社としての実績がネット証券で1位を誇ります。引受実績は直近の3年間では2020年は85社、2021年は122社、2022年は89社となっています。
抽選に外れるたびにポイントが貯まるIPOチャレンジポイント制度や、申込数量に比例して当選確率が上がるシステムなどを取り入れており、IPOの申込を考えている人におすすめのネット証券です。
SMBC日興証券
大手の証券会社になるほど幹事証券会社に指名されることが多くなり、IPOの取扱いも増えることになります。そのため、SMBC日興証券は国内3大証券会社という強みから、主幹事証券を務めることが多いです。IPO全体の8割程度が主幹事証券会社に割り当てられるため、IPO投資をするのであればSMBC日興証券はおさえておきたい証券会社の1つです。
SMBC日興証券はIPO株の抽選方法が口座の種類別に違うという点も特徴の一つで、優良顧客に優先的にIPO株を配分する「総合コース」と平等に抽選される「ダイレクトコース」の2種類から、取引形態や資産に合わせたコースを選ぶことができるため、自分にあった方法でIPOの抽選に挑戦することが可能です。
マネックス証券
マネックス証券ではIPOの抽選方法は完全平等制を採用している。そのため申込株式数に関係なく、1人あたりに1単位の抽選権利が与えられます。資金が少ない個人投資家でも平等に抽選される権利を得られる点は、大きな魅力です。
また、マネックス証券で口座開設すると、「会社四季報」やNY市場・東京市場の相場見通しをまとめたマーケットメールを無料で閲覧できます。投資初心者にとって、サポート体制が充実しているのは安心材料の1つでしょう。
証券会社イメージ調査の概要
ZUU online編集部では当ページの作成にあたり、各証券会社のイメージに関して株式会社ZUUが独自調査を行い、客観的な統計データによる執筆を行っております。
・実施期間:2021年4月
・調査の概要:各証券会社のイメージに関するアンケートの収集
・調査対象:証券会社で口座を有する国内の20歳以上の男女
・有効回答件数:500件
・実査機関:株式会社クロス・マーケテイング
証券会社での
主な取引方法はなんですか
全体 | 回答数 | % |
---|---|---|
PCでのインターネット取引 | 271 | 54.2 |
スマートフォンやタブレットなどの インターネット取引 |
165 | 33.0 |
証券会社の店頭での注文 | 23 | 4.6 |
電話での注文 | 21 | 4.6 |
金融仲介業者を 介しての注文 |
23 | 4.6 |
その他 | 15 | 3.0 |
デメリットも
複数の口座を開設するということは、その分アカウント管理が必要になる。パスワードやIDの保管はしっかりと行えば問題はないが、住所や名義が変更になった場合、すべての口座で変更を行わなければならないので避けられないデメリットと言える。また、投資資金が分散してしまうことも挙げられる。大きい金額の取引を行いたい場合、資金の移動が必要になってしまう。
上記で挙げたメリット、デメリットを十分に確認すれば、証券会社は口座開設するだけであれば無料なので、気になる証券口座がある場合、開設しておいても良いだろう。
証券会社や証券口座に関するQ&A
Q.株を売買するまでの流れは?
売買を始めるまでは大きく次の5つのステップを踏むことになります。
売買を始めるまでの5ステップ
- ①資金を用意する
- ②証券会社を選ぶ
- ③口座を開設する
- ④銘柄を決める
- ⑤売買する
銘柄選びももちろんですが、最近は証券会社ごとに手数料や利用できるサポートが異なります。
Q.口座開設の費用と口座維持手数料はいくらかかりますか?
本記事で紹介しているネット証券は、基本的に口座開設費、口座維持手数料は、かかりません。
※SBIネオモバイル証券除く
Q.総合口座は「特定口座(源泉徴収あり)」「特定口座(源泉徴収なし)」「一般口座」のどれにすればいいの?
初心者は、「特定口座(源泉徴収あり)」を選ぶのが無難です。
特定口座と一般口座の違いは「確定申告に必要な書類(年間取引報告書)を誰が作るのか」です。特定口座なら、これを証券会社が作成してくれます。
また、「源泉徴収あり」の場合、証券会社・銀行が投資家本人に代わって税金を納めてくれるので、確定申告は必要ありません。
Q.ネット証券の口座開設までどれくらいの日数がかかりますか?
最短で翌日~1週間程度で口座開設が完了します。
ただし、最短での口座開設、取引スタートができるのはマイナンバー書類や本人確認書類をWebアップロードした場合に限ります。書面での郵送を選ぶと、必要書類のやり取りで1週間以上余分にかかってしまうこともあるので注意が必要です。
Q.異なる複数の証券会社で口座を作ることはできますか?
はい、可能です。ただし、1つの証券会社で複数の口座を開設することはできないので注意しましょう。
Q.日経平均は買えますか?
日経平均は市場全体の状況を判断するための指標です。したがって、日経平均自体を購入するということはできませんが、日経平均に連動したETF(上場投資信託)があります。このETFを購入することで、日経平均を買うのとほとんど同様の効果があります。
Q.セキュリティ破られて不正出金されない?
ネット証券では、セキュリティを高めるために、通常SSL/TLSという暗号化技術を用いています。また、証券ごとに最新技術を用いた独自の対策がとられています。
Q.ネット証券が倒産したら預けたお金や株や投資信託はなくならない?
証券口座のお金や株、投資信託はいずれも証券会社ではなく、証券保管振替機構や信託銀行が管理しています。そのため証券会社が倒産した場合も投資家の資産は保護されます。
Q.ネット証券で買えない株はありますか?
どのネット証券を選択しても、すべての株を購入することができます。
Q.株式投資は副業になるの?
副業の法律的な定義は曖昧ですが、本業に支障がでる場合を除き、問題にならないケースがほとんどです。
Q.株式投資が会社に見つかることはありますか?
株式投資が会社に見つかる可能性があるのが、確定申告の時です。住民税を自分で納付する、または、確定申告が不要な「特定口座(源泉徴収あり)」で口座開設をすれば会社に見つかることはありません。
NISAやつみたてNISA、iDeCo関連のQ&A
Q.NISAは何が非課税になるの?
購入した金融商品よって得た利益に対する税金が非課税になります。株式や投資信託の売買による利益だけでなく、配当や分配金が得られた場合についても非課税になります。
Q.一般NISAとつみたてNISAって何が違うの?
「投資対象」や「投資上限額」が異なります。一般NISAは個別企業の株式にも投資できるが、つみたてNISAでは「投資信託」と「ETF」のみが投資対象です。
また、一般NISA口座は、年間120万円までで5年間使用できるため、最大で600万円まで投資できますが、つみたてNISAは年間40万円までで20年間使用できるので、最大で800万円まで投資可能です。
Q.「つみたてNISA」で損をしない投資はできますか?
「つみたてNISA」には元本を保証する商品はないため、必ず損をしないということはありません。ですが、「つみたてNISA」の非課税期間は20年間ですので、長期間運用することや小額でつみたてを続けることで損をするリスクを減らすことができます。
Q.投資信託・上場投資信託(ETF)って何?
投資信託とは、「投資家から集めたお金を専門家が運用して、利益を投資家の投資額に応じて分配する金融商品」です。 ETFは、証券取引所に上場した投資信託のことで、株式同様に売買することができます。
Q.一般NISAやつみたてNISAを始めるのに必要な書類は?
おおむねマイナンバーと本人確認書類の二つが必要になります。
Q.現在「NISA」を利用中の場合、「つみたてNISA」に移行したほうが良いですか?
従来の「NISA」の投資期間が5年であるのに対して、「つみたてNISA」は20年間と長く、非課税投資枠は200万円程「つみたてNISA」のほうが大きくなります。したがって、非課税での投資枠のみを考えると「つみたてNISA」の方が良いでしょう。
しかし、「つみたてNISA」は「投資信託」と「ETF」のみが投資対象ですので、個別企業の株式にも投資したい場合には「NISA」を選ぶと良いでしょう。
Q.「iDeCo」と「つみたてNISA」どっちがお得なのかわからない
「つみたてNISA」も「iDeCo」も運用益が全額非課税という点は共通ですが、「iDeCo」の場合はそれに加えて、掛金が全額所得控除であったり、お金を引き出すときに「公的年金等控除」「退職所得控除」が使えるため節税のメリットが大きいと言えます。
一方で、「iDeCo」は60歳まで積立資金を一切引き出すことができないのに対し、つみたてNISAなら必要な時に売却して引き出すことができます。個人の資産状況や目的に応じて選ぶようにしましょう。
Q.現在すでに「iDeCo」を利用中です。「iDeCo」の掛金を減額して「つみたてNISA」も始めたほうがいいでしょうか?
「iDeCo」と「つみたてNISA」を併用することで、老後資金を作りながら万が一のときに「つみたてNISA」を利用してお金を引き出す事ができるようになります。
投資の目的と資金の利用時期(60歳までに資金が必要になるのか)を考えた上で、検討しましょう。
投資本を数冊読むことで基本を学びましょう。そのうち1冊は、米国株投資本を含めましょう。NISAやiDeCoなど税制上優遇される制度を理解しましょう。投資信託およびETF(上場投資信託)だけでも資産形成は可能ですが、もし個別株をするのなら、ファンダメンタルズ分析について多少は理解しましょう。一方でチャートを詳しく勉強する必要はないと私は思います。投資は、年月と複利を味方にした長期投資が王道で、それには細かなチャート理論は必ずしも必要ありません。
日本株に投資するなら、会社四季報が必要です。幅広く銘柄を探したいなら、会社四季報は3ヶ月ごとに最新版を購入するのが良いと思います。保有株のチェックだけであれば、私が利用するSBI証券では会社四季報が無料で読めますし、他の証券会社でも読めるところが多くあります。また、経済の情報に敏感になるために日経新聞の購読も良いでしょう。
仕事においては、基本を学べばあとはOJTとなります。投資も同じです。基本を学んだら、少額から始めてみること。成功と失敗を繰り返しながら、経験値を上げていき、少しずつ投資する金額を増額することがお勧めです。経験から学びましょう。くれぐれもいきなり大金を投資するのは避けましょう。
イラスト/いぢちひろゆき