FXの自動売買ツールは、FX初心者から上級者まで、チャンスを逃すことなく取引を行うことができる便利なツールです。自動売買にはいくつかの種類があり、使い方やユーザーのニーズやレベルで使い方も異なってきます。
ここでは自動売買の基本から、FX会社別の特徴、そしてどのような使い方ができるのかを解説していきたいと思います。
FX自動売買ツールおすすめランキング7選
提供会社 | 自動売買の種類 | 最小取引数量 | 通貨ペア数 | 売買手数料 | |
---|---|---|---|---|---|
マイメイト | インヴァスト証券 | AI型 | 5,000通貨 | 16通貨 | 無料 |
みんなのシストレ | トレイダーズ証券 | 選択型 | 1,000通貨 | 31通貨 | 無料 |
トライオートFX | インヴァスト証券 | 選択型 開発型 | 1,000通貨 | 17通貨 | 無料 |
ちょいトレFX | FXプライムbyGMO | 選択型 開発型 | 1,000通貨 | 14通貨 | 無料 |
トラリピ | マネースクエア | リピート型 | 1,000通貨 | 16通貨 | 無料 |
iサイクル2取引 | 外為オンライン | リピート型 | 1,000通貨 | 26通貨 | 片道20円 |
ループイフダン | アイネット証券 | リピート型 | 1,000通貨 | 20通貨 | 無料 |
マイメイト
マイメイトはインヴァスト証券が提供している自動売買サービスです。他社の自動売買ツールとは異なり、エージェントと呼ばれるキャラクターがトレードを行いながら自動学習を行い、成長しつつ、運用を行ってくれるというものです。
そのため何かしらルールを設定するというものではなく、取引エージェント育成ゲームのような感じになるでしょう。
マイメイトのメリットとしてリスクを3種類から選択することが可能で、リスク許容度に応じて取引結果から得られる採点の項目が変化します。
そしてエージェントはユーザーの評価によって売買サインを変化させて、より勝率が高く利益が出やすいと考えられる方法を学習してトレードスタイルを変化させていくようになります。
マイメイトはそのためFX初心者で知識がない方でも取り組みやすい自動売買ツールであり、楽しみながら取り組んで勉強できるツールという意味で初心者向きと言えるでしょう。
一方で自由に戦略を構築することはできず、また戦略をAIが自動的に変化させるという点は注意が必要です。
みんなのシストレ
みんなのシストレはトレイダーズ証券が提供しているサービスの1つです。
FXではみんなのFXというサービスを提供しており、スプレッドもスワップポイントも競争力があるということで定評がある証券会社の1つとなっています。
みんなのシストレは選択型で、様々な自動売買システムを選択できるようになっており、FX初心者に利用しやすいようなツールが提供されています。
選択型の種類としては大きく2種類に分かれています。
1つ目は人を選択するタイプです。
優秀なトレーダーを選択して自動売買を行えることや、もしもトレーダー選びに迷った場合はセレクターランキングという、みんなのシストレを実際にトレーダーをフォローして利益を出しているユーザーランキングの中から選択することもでき、初心者でも使いやすいようなツールとなっています。
2つ目はプログラムで作成された戦略を選択して自動売買を行うものです。
リピート型の自動売買戦略のツール、またテキストマイニングAIと呼ばれる為替市場のニュースからトレード戦略を構築して行うもの等色々な視点で構築された戦略を選択することができます。
みんなのシストレの特徴は1つ目の人をフォローして自動売買が可能という点であり、この点は他社にはない特徴と言えるでしょう。
みんなのシストレは最小取引数量が1,000通貨単位となっており、証拠金も少額で済むことは初心者でもまず使ってみたいという方にメリットがあるポイントになっています。
専用のアプリ等も用意されており、視覚的にわかりやすい設計になっていることからアプリ等もダウンロードして確認してみるといいでしょう。
みんなのシストレはあくまで用意されたものの中から選択して自動売買を行うスタイルのため、自分で細かくルールを設定したいという方には不向きな点は注意すべきポイントです。
トライオートFX
トライオートFXはインヴァスト証券が提供している自動売買ツールです。
最小取引数量は1,000通貨となっており、証拠金が少ない方でも取り組みやすい数量になっています。
トライオートFXはマイメイトとは異なり、選択型と開発型どちらも利用することができます。
選択型は下記の通り戦略別に自動売買のツールが提供されており、過去のパフォーマンスもチャートでみながらチェックすることができます。
またトライオートFXの特徴の1つとして著名なストラテジストが開発したロジックの自動売買ツールが提供されています。
知見のある方が戦略を作成したもので、この機能は他社にはない機能で面白いポイントと言えるでしょう。
またビルダー機能というものもトライオートFXでは提供されています。
ビルダーとはオリジナルで戦略を構築する機能となっており、チャートメイクはFX初心者でも利用しやすいように、どのような値動きを今後するのかチャートで描くことによって、予想した値動きから戦略を構築してくれる機能です。
この機能も他社にはなく初心者にも使いやすい機能でしょう。
一方で自動売買を利用した場合に為替のスプレッドが片道2pips発生します。
往復4pipsはスプレッドとしては広く、利用すれば利用するほど手数料が発生するため不利になりやすいことから、ある程度の値幅を取りに行くような自動売買戦略を選択することが望ましいでしょう。
短期的なスキャルピングでのトレードや1日何回ものトレードには不向きと言えます。
ちょいトレFX
ちょいトレFXはFXプライムbyGMOが提供している自動売買システムです。
最小取引数量は1,000通貨となっています。
ちょいトレFXは選択型と開発型の2つの自動売買ツールが提供されており、初心者でも自身で作りたい戦略があれば構築することもできるようなツールを提供しています。
ちょいトレFXの特徴は簡単に数字のみで戦略を構築することができるようになっているため、プログラミングの知識が不要で戦略を構築することができます。
取引画面は上記のような画面となっており、ストラテジーを作る・選ぶを選択すると、下記のようなロジックの画面で戦略を構築することができます。
FX初心者の方は自動売買の戦略が既に構築されているストラテジーを選ぶから、内容や過去の戦績、バックテストの結果を見て利用するか判断するといいでしょう。
ストラテジーの条件の詳細をストラテジーをクリックすることで確認することができます。
条件を確認して、どのような戦略かイメージはできるようになる必要があり、また市場の方向性やトレンド等と合致しているのか判断して利用するようにしましょう。
下記はバックテストの画面で、バックテストの期間を設定して損益を確認することができます。
バックテストの画面は少しFX初心者には難しい用語も入っているため、画面の設計は少し見にくいかもしれません。
トラリピ
トラリピはマネースクエアが提供しているFX自動売買ツールです。
トラリピはとてもシンプルな商品となっており、レンジを設定しその間で売り買いを繰り返し行うような売買ツールとなっています。
自身でレンジを設定して稼働させることも可能であり、また設定された戦略が提供されているため、その中から選択することも可能です。
上記はトラリピの注文画面となっており、通貨ペア、売り買い、為替レートのレンジを設定して、利益の幅を設定することで、レンジから外れるまで自動売買が継続する仕組みとなっています。
つまりレンジ内でどのような市場になるのかを予測して、計画的にナンピンを行いながら平均購入単価を低下させていき、リスクを軽減するという戦略です。
またトラリピではトラリピレンジマップという利用しているユーザーがどのレンジで見ているのかわかる機能を提供しています。
他の投資家の予想レンジがトラリピレンジマップで確認できるため、情報を参考にしながら自身でレンジを設定してもいいでしょう。
トラリピ運用試算表という機能があり、7項目を入力することでどのくらいのリターンや損益が出るのか、またストップロスとなった場合に損失額はどのくらい発生するのか等を計算することができます。
トラリピはユーザー自身でレンジを設定する必要があるため、まだ相場観があまりないというユーザーには不向きな自動売買ツールとなっています。
レンジの設定も難しいと感じる場合は、選択型を提供しているFX会社を選択してもいいでしょう。
iサイクル2取引
iサイクル2取引は外為オンラインが提供している自動売買ツールです。
iサイクル2取引の最小取引数量は1万通貨のコースと1,000通貨のminiというコースによって分かれています。
iサイクル2取引の手数料は通常コースで新規手数料と決済手数料が200円ずつ発生します。
miniコースの場合は新規手数料と決済手数料が20円ずつ発生します。
そのためユーザーの証拠金に合わせて取引数量を設定することが可能です。
iサイクル2取引は想定変動幅の間でエントリーを行い、利益確定の位置まで到達したら、利益確定が行われ、また反対方向で推移した場合は追加のポジションが発生し、再度利益確定の位置まで到達したら利益が出るという仕組みになっています。
また新しい機能としてトレンドという機能を追加しています。
これは自動的にトレンドが転換したと判断された場合に売り買いが変わるというものであり、ユーザーが判断する必要なく、トレンド転換時でも自動的に判断され売買が実行されるというものです。
これまではユーザー自身で判断が必要となっていましたが、この判断が必要ではなくなったという点で、ユーザーは使いやすくなったと言えるでしょう。
一方でトレンドの判断が必ずしも正解となるかどうかはわからない点には注意が必要です。
市場が大きく上下に変動している場合はトレンドの判断を誤ってしまう可能性がある点は注意が必要です。
ループイフダン
ループイフダンはアイネット証券が提供している自動売買ツールです。
ループイフダンを利用した場合の手数料は2銭となっており、少しスプレッドは広い設定となっています。
最小取引数量は1,000通貨となっており、少額からスタートすることが可能です。
自動売買の仕組みはとてもシンプルで、アイネット証券が提供している通貨ペアから取引数量を決めて、自動売買を行うというものになっています。
設定する項目は売り買いの方向、値幅、最大ポジション量、損切りを行うか行わないかという4つのみとなっており、とてもわかりやすい設定項目で自動売買を行うことが可能です。
またループイフダンでは2種類から選択することができ、買いからエントリーするだけ、もしくは売りからエントリーするだけという一方方向でのトレードを行うか、売り買いを混ぜてトレードするという2つの方法から選択する必要があります。
ルーフイフダンはナンピンでのエントリーとなっており、損切りありかなしかで大きくリスクが異なります。
損切りは基本ありでFX初心者は利用した方がいいでしょう。
損切りがない場合はシンプルなナンピン戦略の自動売買となってしまうため、あまりループイフダンを利用するメリットがなくなります。
自動売買ツールの種類と比較
自動売買ツールには色々な種類があり、それぞれ特徴が異なります。
どのような点が異なるのか比較しつつ違いを覚えるようにしましょう。
リピート型
リピート型のFX自動売買ツールは、事前にユーザーが設定したルールに基づいて自動的に売り買いの注文を出したり、決済を行ったりする自動売買です。
リピート型が利用しやすい場面としてはレンジ相場で、価格がある一定幅で上下に変動している場合に有効なものになります。一方で、トレンドが発生している場合にはリピート型は不向きとなるため注意しましょう。
リピート型で難しい点として損切りの位置をどのように設定するかが挙げられます。
新規の注文から決済までのルールを決めて設定することは簡単ですが、もしも予想に反して反対の方向で価格が推移した場合にどのように対処するのかということが難しい点と言えるでしょう。
相場の世界ではトレンドが発生している時期は全体の3割程度しかなく、7割はレンジ相場で推移することが多いと言われているため、レンジ相場であるとチャートから判断できる場合は、リピート型を利用すると使いやすいかもしれません。
選択型
選択型はあらかじめFX会社が自動売買ツールのパッケージを提供しており、どの自動売買ツールを利用するのかユーザーは選択するだけで、自動売買が可能になります。
メリットとしては既にルール等まで開発されている自動売買の商品を選択するだけになるため、ユーザーは自身でルールを定める必要性がないということです。
自動売買に取り組みたいFX初心者の人は、売買のルールをどのように定めていけばいいのかわからないという人が大半ではないでしょうか。選択型の自動売買ツールを利用すれば、それがわからなくともすぐに取引を開始することができます。
選択型の自動売買は、過去の戦績、パフォーマンスやドローダウン(資産の落ち込み)をチェックすることで、その自動売買がどのくらいのリスクを取りながらどの程度のリターンを出したのかを確認することができます、FX初心者の方は勉強としてもいい教材となりますので、確認するようにしましょう。
デメリットとしては既に開発された自動売買のため、中身の数字やロジックを操作することができないという点が挙げられます。
FXのトレードに慣れてきた場合、自動売買の戦略の効率化や最適化を行いたいと思う場面も出てきます。しかし、選択型の場合はパッケージ化された商品であるため、数字等パラメーターを修正することができません。
選択型で慣れてきた場合はリピート型の商品を選んで、自身でルールを作成してもいいでしょう。
開発型
開発型は自身で1から自動売買ツールを作り上げる方法です。
開発型はFXに相当慣れており、色々な細かな点をアレンジしたり、自分自身の戦略を細かくロジックに落とし込みたかったりする場合に利用します。FXに慣れている方でも自身で作成する人は一部ですので、相当の玄人向けの商品です。
メリットは、全て好きな条件でロジックを作成することができるため、何かに制限が加わることはないという点です。また、パフォーマンスが悪い場合も自身でフィードバックしながら改良を加えていくことも可能です。
デメリットは、開発する場合はエンジニアのスキルがある程度必要であることや、プログラミングコードの理解が必要であったり、テクニカル指標の使い方やパラメーターまで設定する必要があることから、知識も相応に必要な点と言えるでしょう。
FXの自動売買とは
FXの自動売買とは、手動で取引を行うわけではなく、取引ルールを定めて自動化して取引を行うことです。
買うタイミングや条件、決済するタイミングや条件、そして利益確定や損切りを行うまでの幅等色々な条件を設定して自動的に取引を行います。
システムトレードも自動売買であり、自動売買ツールはFX会社の提供が増加してきたことから、利用者も増加する傾向となっています。
自動売買は日中多忙な方や夜中に寝ている状態でも稼働させることができるため、チャンスを逃さず取引を行ってくれることから利用しやすいツールと言えるでしょう。
FX自動売買のメリット
取引を行うために時間を使う必要がない
自動売買は取引が自動化されているため、実際に取引を行うために時間を使う必要がありません。
取引までのロジックやルールを決めるための時間は必要になりますが、選択型の場合は選択した後は自動化されますし、リピート型の場合も自動売買をスタートさせたら、後はユーザーが特になにもせずとも取引を行うことができます。
忙しい人にも、あるいはあまり相場を見たくないという方にも使いやすいツールと言えるでしょう。
初心者でも利用することが可能
自動売買はFX初心者でも利用しやすく、選択型であればロジックを組む必要がないため簡単に取引を開始することができます。そのため、FXを始めるハードルが下げられるメリットがあります。
しかし、自動売買は放置すれば勝手に利益が出るものではなく、負けて損失が発生することもあります。そのため自動売買=簡単に稼げるものではなく、チャンスを逃さないようにするものであり、知識や分析は必要になるということは覚えておきましょう。
例えば、トレンドが発生しているのか、レンジ相場なのか等市場のトレンドを見極めて自動売買のロジックを変化させていくようなことも必要になります。そして、自動売買で負けた場合にはロジックの何が要因で損失が発生したのかフィードバックして改良することも必要です。
売買の判断の必要がない
自動売買なら、事前に取引ルールが定められているので、自動的に取引がスタートして決済まで行ってくれるようになります。
当然全て自動となりますが、取引を行うためのロジックやルールが誤っていた場合でも、取引は設定したルールに基づいて行われるため、利益が出るかはロジック次第と言えるでしょう。
そのためルールを決めたら放置するユーザーもいますが、必ず自動売買の結果を確認しつつ、利益が出た場合でも損失を被った場合でもどのような理由があって、その損益が発生しているのか確認しましょう。
フィードバックを繰り返しながらパラメーターやルールの設定の数値を変更することでパフォーマンスを向上させることが可能です。
売買の判断は必要ありませんが、どのような設定で利益が出るかどうか考え続ける必要性はあります。
FX自動売買のデメリット
自動売買を利用する場合のデメリットも存在します。
どのようなデメリットがあるのか理解した上で利用していくようにしましょう。
取引手数料が手動売買と比較して高くなりやすい
最初のデメリットは取引手数料が手動で行う取引と比較して高くなりやすいということです。
FXでの取引手数料は売りと買いの価格差であるスプレッドと呼ばれるものが手数料となりますが、自動売買利用時に適用されるスプレッドと、手動で取引を行う場合のスプレッドが異なるケースがあります。
自動売買は機能を利用するために自動売買専用のスプレッドを適用している業者もあるため、どの程度のスプレッドがかかるのか、そして手動で取引を行った場合とのスプレッド差はどの程度あるのかを、利用するFX会社でチェックしてから利用した方がいいでしょう。
スプレッドは価格差を表していますが、実質的な手数料であるため、細かな売り買いを繰り返すような自動売買のルールの場合、手数料が頻繁にかかる分期待値は低下して、損失を被る可能性も高くなるというデメリットがあります。
手数料がどの程度かかるのかを自分自身で考えて、計算しながらルールを作る必要性があるでしょう。
イベントリスクに弱い
自動売買はその日に何かしらの経済指標や重要イベントを控えていたとしても売り買いはルールに基づいて取引されるため、マーケットが急変した場合でも取引を行うことになります。
そのため経済指標やイベントが発生すると把握できている場合は、自動売買をその日は止める等自身でリスクをコントロールすることによって、無駄な損失を回避することができます。
イベントリスクを把握できないような突発的な急変が起きた場合でも、自動売買は臨機応変に対応できないという点もデメリットの1つとして挙げられます。
アルゴリズムトレードで必ず利益が出るわけではない
自動売買システムでパフォーマンスがいいからといって、必ず利益が出るわけではありません。
投資に絶対というものはなく、AIでのトレードを行っているような売買ツールもたくさん提供されていますが、できる限り利益が出るように考えて作られているというだけであり、市場が変化してきたら、そのツールも利用できなくなる可能性が高くなることもあります。
自動売買は売り買いのチャンスを逃さないためのツールであり、利益が確約されているものではなく、安定したリターンで運用するためには自身で努力することは必須であると考えるべきでしょう。
FX自動売買の始め方・やり方
FXの自動売買を始める方法について解説します。
FX口座を開設する
最初にFX会社を選定して、利用したい会社で口座開設からスタートします。
口座開設では自身の個人情報や、個人番号、職業や現在の金融資産や投資経験等が確認されます。また、以下のような本人確認書類を提出する必要があります。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 健康保険証
- 住民票
- パスポート
- 印鑑証明書
- 住民基本台帳カード
- 在留カード
- 特別永住者証明書
顔写真付きのない本人確認書類は2枚の提出を求められたり、通知カードの場合は運転免許証と健康保険証が追加で必要になったりする場合もありますが、マイナンバーカードがあれば1枚で本人確認が完了するので、一番口座開設ではスムーズに完了する資料となるでしょう。
口座へ入金する
開設が完了したら、トレードを行うための資金を口座に入金する必要があります。
FX口座への入金方法には、銀行振り込みとクイック入金の2通りが存在します。
銀行振り込み | クイック入金 | |
---|---|---|
入金方法 | 専用の指定口座に振り込み | インターネットバンキング |
振込手数料 | 自身が負担 | なし |
入金反映 | FX会社が入金確認後に反映 | 即時反映 |
FX口座の開設を完了すると、自身専用の入金口座も開設されます。銀行振り込みを利用する場合は、この指定口座に資金を振り込みを行うことで入金ができます。FX会社が入金確認後証拠金に入金を反映するので、振り込んでからすぐにトレードをスタートできるわけではないこと、振込手数料はユーザーである自身が負担することの2点に注意してください。
すぐに売り買いを行いたい人はクイック入金がおすすめです。
クイック入金はFX会社が提携した金融機関でインターネットバンキングで連携している場合は、証拠金への入金がリアルタイムで行われるというものです。振込手数料等もないことから利便性が高い入金方法となっています。
また、土日でも関係なく24時間入金を行うことが可能(※ただしメンテナンス時間や銀行休業日を除く場合あり)であるため、急な証拠金不足等が発生した場合でも対応できるという点ではとても重宝したい入金方法です。
自動売買を設定したらスタート
証拠金が入金された後は、自動売買を選択したりルールを設定したりして取引を開始することができます。
最初に自動売買がわからないような初心者の方でも行いやすい選択型の自動売買ツールを解説します。
選択型の自動売買ツールを提供している1社としてインヴァスト証券のトライオートFXがあります。
下記はトライオートFXが提供している自動売買ツールの商品の選択画面です。
種類別にコアレンジャーやハーフ、ストラテジスト等色々な種類のツールが提供されていますが、今回はコアレンジャーの英ポンド円の内容を見てみたいと思います。
もしもこの商品を稼働させたいと思った場合はカートに追加か詳細を見るをクリックすると以下の画面が表示されます。
そして今すぐ稼働を選択することで自動売買がスタートします。
セレクト型はこのようにスタートまでがとても簡単に行うことができ、FXの自動売買初心者でも手軽に利用できることがわかるでしょう。
上記のように過去のパフォーマンスが確認することができるため、視覚的にもどのくらいの期間でどのくらいの損益が発生したのか把握できるようになっています。
上記の場合グラフだけ見ると利益が大きく出ているように見えますが、セレクト型の注意点はその時々に応じた戦略となっているかどうかを見極めることです。
例として上記のポンド円のセレクト型の自動売買は昨年大きく円安が進行したことでポンド円は大幅上昇する動きとなっており、トレンド型の自動売買ツールは利益が出たということが判断できます。
では、これから円高に向かう可能性がある場合はこのツールは逆風となり、パフォーマンスは低下するということが判断できます。
このようにセレクト型は手軽にトレードができる反面、市場動向に合致した戦略か確認することが必要です。
FX自動売買ツールの選び方
次に自動売買を行うにあたっての選び方を解説します。
自動売買ツールのパフォーマンス
最初に自動売買ツールのパフォーマンスが良好かどうかは大きなポイントです。
パフォーマンスが良好か判断する際には、以下の2点を確認しましょう。
- 高い戦績を出しているか
- どのような市場でも対応できる戦略か
もしもトレンドフォロー型かつセレクト型の自動売買ツールがあった場合、先ほどのポンド円の自動売買ツールであれば当然利益は1年間で見ると大きく出ると判断できるでしょう。
しかし市場は常にトレンドが出ているわけではなく、横ばいや下落トレンドの時もあります。
そしてそのような逆の市場でも利益をしっかりと出している自動売買ツールかどうかは見極める必要があるということです。
相場が良好な時はパフォーマンスが大きく出て、悪化している時は全く利益が出ないという自動売買ツールもあるため、パフォーマンスを重視しつつも、どのような相場で過去のパフォーマンスが発生しているのかを理解するようにしましょう。
コスト面を比較
自動売買ツールは自動売買を利用した場合に適用されるスプレッドを用意しているFX会社もあります。
これはFX会社としてはスプレッドが収益の源泉となり、自動売買の場合取引が勝手に行われることや、ツールを提供している費用としてスプレッドを拡大しているということがあり、ユーザーとして利用する場合は、自動売買のスプレッドが高いかどうかは確認するようにしましょう。
また自動売買の場合はスプレッド以外で売買手数料として手数料を課しているFX会社も存在します。
つまりスプレッドが狭くても売買手数料が発生することでトータルコストが高くなったりもするため、利用する場合は手数料に注意するようにしましょう。
少額取引が可能かどうか
自動売買で利用できる最低取引通貨単位がどのくらいかは把握しておく必要があります。
1万通貨単位で売り買いができるのか、1,000通貨単位で売り買いができるのかで必要となる証拠金の総額も変わってくることや、リスク管理の面から、1,000通貨単位で売り買いできることによって細かくエントリーを分散できるため、リスク管理が行いやすいというメリットがあります。
そのため、可能であれば1,000通貨単位で売り買いできるFX会社を選択する方が望ましいでしょう。
通貨ペアの種類
次に通貨ペアの種類が選択肢の1つとなります。
自動売買を行う場合でも通貨ペアを分けてロジックやルールを設定して同時に稼働することによって、ロジック1つに資金を集中するよりもツールで分散することで、ポートフォリオとしてリスク分散を図ることができます。
そのため、通貨数は豊富に提供されているFX会社の方が、リスク分散の観点でメリットが大きいと考えることもできるでしょう。
またユーザーが得意としている通貨ペアというのも存在するため、取引を行いたい通貨ペアがあるかどうか確認しておくことも大切です。
ツールの利便性
自動売買を利用する場合にツールの利便性は、とても選択肢として大事なポイントになります。
まずFX初心者の場合は選択型の自動売買ツールから練習する方が取り組みしやすく、その後自分の頭の中でルールを構築できるようになってからリピート型で数字を設定したり、開発型で自身でオリジナルのロジックを構築したりすることができるようになります。
そのためFX初心者の方はまず選択型が提供されているFX会社を選定し、リピート型を使いながら勉強していくという手順で進めていくといいでしょう。
またリピート型でも視覚的に使いやすいツールなのか、フィードバックは行いやすいか等、操作性や画面の設計、機能面等総合的に利用してから判断してみるのもいいかもしれません。
口座開設は無料のため、一度色々開設して利用してから行ってみることをおすすめします。
【目的別】おすすめのFX自動売買ツール
次に目的別のFX自動売買ツールを解説します。
楽しみながらFXの自動売買を行いたい方
楽しみながら自動売買を利用してみたい方はマイメイトがおすすめの自動売買ツールになります。
マイメイトはエージェントをトレードをしながら育てていくもので、トレーダー育成ゲームのような雰囲気で楽しんで使っていけるでしょう。
AIで自動学習しながらトレードのスタイルも変えていくため、どのようなトレードを好むのか自分自身の好みがエージェントのトレードスタイルに反映されます。
初心者の方はルールを決める必要もないため、トレードというよりはゲーム感覚で親しみやすくFXを勉強することが可能です。
ルールを決めることなくトレーダーに頼りたい方
FX初心者で自分自身でトレード判断やルールを作るのは手間がかかるため、利益を出しているトレーダーをフォローしてトレードしたいという方はみんなのシストレがいいでしょう。
みんなのシストレはトレーダーを選択してフォローすることが自動売買を行うことが可能です。
またトレーダー選びが難しいという場合は、トレーダーを選択して利益を出しているセレクターの中からランキング形式で選択することができるため、トレーダーorトレーダー選びが上手なユーザーからフォローする人を選択することができます。
戦略選びが難しいという方でも、トレーダーで利益を出している人なら利用しやすいという方もいるかもしれません。
デメリットとしてはなぜトレードで損失を出したのか自分自身でフィードバックが行いにくい点でしょう。
市場環境を考えながらトレードを行いたい方
市場環境でレンジ相場やトレンド相場等状況を判断しながらトレードを行いたい場合はトライオートFXがいいでしょう。
トライオートFXは様々な相場で対応できるよう戦略が数多く用意されており、その状況に応じて、利用する自動売買の戦略を変更することができます。
レンジ相場、上昇トレンド、下降トレンド、また通貨別の特徴を捉えた戦略等ある程度市場環境を理解して判断できるユーザーなら使いやすい自動売買ツールです。
またトレンドが出た場合に関してはiサイクル2取引もおすすめの自動売買の1つで、自動的にトレンドを判断して売り買いを行ってくれるシステムはFX初心者として利用しやすいのではないかと思います。
自動売買に関するQ&A
- FX自動売買でもうかるコツは?
- FXの自動売買で利益を出すには、まず市場のトレンドや状況を理解し、リスクを整理することが必要です。
例としてドル円のレンジ相場の際にレンジの幅が1円幅を想定した自動売買か、10円幅を想定した自動売買かでリスクが変わることは想像しやすいでしょう。
1円の方がレンジの範囲が狭いことから、レンジから逸脱して推移する可能性が高いということです。
またエントリーの回数が多くなればなるほどリスク回避の観点から有効になるでしょう。
FXの自動売買はあくまで安定して利益を出すためのツールであり、大きく利益を出すためのものではありません。
また使い方を誤ると損失の幅も大きくなるため、リスクコントロールが自動売買で利益を出すためのポイントになります。
- 無料のFX自動売買ツールはある?
- FXの自動売買ツールは基本的にないと考えてください。
FX会社によっては自動売買は無料ということで説明を行っているところもありますが、FXは常にスプレッドという売値と買値の価格差というものがあり、スプレッドが実質的な手数料であることを考えると自動売買含めてFX取引自体が無料で行えるというところはないと判断できます。
- 自動売買で詐欺にあう危険性はある?
- 自動売買でツールを販売している業者等は存在します。
国内でFXを商品として提供し、金融庁から許可を得て行っている業者では詐欺はありません。
個人で自動売買を作成して販売を行ったりしているところに関しては危険性がゼロではないということを頭に入れておくといいでしょう。
- 少額で使えるFX自動売買ツールはある?
- FXの自動売買ツールを提供しているFX会社で最小取引数量を1,000通貨単位で提供しているFX会社は数多く存在します。
以下が1,000通貨単位からスタートできるFX会社になります。
他にも5,000通貨単位からというFX会社も存在しますが、証拠金が小さくスタートできるのは1,000通貨単位のFX会社になるため、最小取引単位を確認してスタートするといいでしょう。トライオートFX みんなのシストレ トラリピ ループイフダン iサイクル2取引 ちょいトレFX