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【どんな人におすすめ?】人気のネット証券・楽天証券とSBI証券の特徴を徹底比較!
(写真=PIXTA)

近年、ネット証券を利用して手軽に投資を始めることができるようになりました。ネット証券では、証券会社の人と対面で会うことなく、インターネットで申込〜取引まで完結できることから人気が高まっています。

ネット証券が出現するまでは、対面式の証券会社で取引を行うしか方法がなく、手続きが大変であったり、取引に必要な時間が多くかかるといった手間がありました。例えば、株の買付注文をしたいと思った時、毎回証券会社の担当者へ電話で伝えるといったことが行われていました。これでは、リアルタイムで取引をしたいと思っていても、どうしてもタイムロスがありますし、誤った内容が伝わってしまうリスクもあります。

一方、最近ではネット証券が普及したことで、口座開設や取引に関するあらゆる手間が大幅に削減され、誰でも簡単に投資を始めることができるようになりました。

ネット証券の中でも特に人気なのは楽天証券とSBI証券です。どちらの証券会社も口座開設者が非常に多く、多くのユーザーから支持を得ています。

今回は、楽天証券とSBI証券それぞれの特徴を比較し、投資初心者がどちらの口座を開設して投資をスタートさせていけば良いか解説していきます。

まだ証券口座を持っていない方や、対面型の証券口座は持っているけれどネット証券は持っていないという方は参考にして下さい。

目次

  1. 楽天証券とSBI証券の特徴
    1. 楽天証券の特徴
    2. SBI証券の特徴
  2. 楽天証券とSBI証券でおすすめなのはどちらか
    1. 楽天証券がおすすめの人
    2. SBI証券がおすすめの人
  3. 楽天証券・SBI証券の両方での口座開設がおすすめ
  4. FAQ
    1. Q.証券口座は2つ作って問題ないの?
    2. Q.証券口座を複数持つことのデメリットは?
    3. Q.SBIと楽天以外にはどんな証券会社がある?

楽天証券とSBI証券の特徴

人気のネット証券である楽天証券とSBI証券について、それぞれの特徴を解説していきます。

それぞれ魅力的な特徴があるので、一つひとつ確認していきましょう。

楽天証券の特徴

まず、楽天証券の特徴を解説していきます。楽天証券では、楽天ポイントや楽天カードなど楽天サービスとの相性が良いことが主な特徴です。

楽天ポイントで投資可能

楽天ポイントとは、楽天が展開する様々なサービスを利用することでポイントを獲得することができ、獲得したポイントは旅行、スマホ、保険など多くのシーンで利用することができるポイントサービスです。

楽天証券では、楽天ポイントを利用して投資をすることが可能です。つまり、日常のあらゆるサービスを利用して貯めたポイントを活用し、現金を使うことなく手軽に投資することができるのです。

また、楽天にはSPU(スーパーポイントアッププログラム)というプログラムがあります。楽天証券では、楽天ポイントコースの設定と、楽天銀行と楽天証券の口座連携サービス、マネーブリッジを行うとSPUのエントリーとなります。

SPUとは、楽天が提供する対象サービスの条件を達成すると、楽天市場でのお買い物ポイントがアップするプログラムです。

SPUの対象となるのは、全部で16サービス(2021年11月1日時点)あり、使えば使うほどポイントアップする仕組みになっています。それぞれのサービスによってSPUを達成できる条件が異なっていますので、必ず確認するようにしましょう。

なお、獲得ポイントは、お買い物の翌月15日頃に付与されます。

SPU対象サービス一覧

  • 楽天会員
  • 楽天モバイル
  • 楽天モバイルキャリア決済
  • 楽天ひかり
  • 楽天プレミアムカード
  • 楽天銀行+楽天カード
  • 楽天の保険+楽天カード
  • 楽天証券
  • 楽天ウォレット
  • 楽天トラベル
  • 楽天市場アプリ
  • 楽天ブックス
  • 楽天Kobo
  • Rakuten Pasha
  • Rakuten Fashionアプリ
  • 楽天ビューティー

楽天カードから投資ができる

楽天カードでクレジット決済することで積立投資をすることができます。

毎月5万円を限度に、毎月の積立額に楽天ポイント、または楽天証券ポイントを利用することが可能です。さらに、決済額に応じて100円につき最大1ポイント、楽天カードより楽天ポイントが付与されます。

つまり、楽天ポイントを利用して積立購入でき、さらに購入することによって楽天ポイントが付与されるという大変お得な仕組みです。

具体的な設定方法は下記の通りです。

楽天ポイント付与設定のステップ

  1. 楽天証券が提供している投資信託の中から、積立購入したい商品を選ぶ。
  2. 楽天証券のサイトにログインし、「投信」の「積立注文」から積立購入(買付)を申し込む。
    この際、積立注文画面で、引落口座を選ぶところで「楽天カードクレジット決済」を選択する。
  3. 買付日(毎月1日または8日)に自動で積立が行われるようになる。
  4. 積立日の当月27日に、楽天カードクレジット決済の支払いが行われる。

手数料が業界最低水準

楽天証券は取引にかかる手数料が業界最低水準となっています。

下記の比較表を見ると分かる通り、楽天証券で「超割コース」「超割コース大口優遇」を選ぶと、他の主要ネット証券と比べて手数料が割安です。

超割コースと主要ネット証券との比較

現物取引手数料

取引金額 楽天証券 SBI証券 auカブコム証券 マネックス証券
超割コース 超割コース大口優遇 スタンダードプラン 取引毎手数料コース
5万円 55円 0円 55円 99円 55円
10万円 99円 0円 99円 99円 99円
20万円 115円 110円 115円 198円 115円
50万円 275円 261円 275円 275円 275円
100万円 535円 468円 535円 1089円 535円
150万円 640円 559円 640円 1584円 640円
3000万円 1013円 886円 1013円 4059円 1013円
3000万円超 1070円 936円 1070円 4059円 1070円

信用取引手数料

取引金額 楽天証券 SBI証券 auカブコム証券 マネックス証券
超割コース 超割コース大口優遇 スタンダードプラン 取引毎手数料コース
5万円 99円 0円
99円 99円 99円
20万円 148円 148円 148円 148円
50万円 198円 198円 198円 198円
50万円超 385円 385円 価格帯により異なる592円〜1320円 一律385円

引用元:楽天証券公式サイト 「超割コース」と主要ネット証券との比較

また、「超割コース」を選択すると手数料の1%分がポイントバックされます。さらに大口優遇があり、判定条件のいずれかを達成すると信用取引手数料が0円になり、ポイントも2%バックされるようになります。

ポイントを使って投資信託、国内株式(現物)を購入することができるほか、楽天グループでの買い物に使うことができます。

投資信託の種類が豊富

楽天証券は、取扱う投資信託が2670本と豊富なラインナップを揃えています。

日本国内への投資だけでなく、先進国や新興国の株式や債券も含めて選択肢がたくさんあることで、チャンスを逃すことなく投資することができます。

また、ハッピープログラムと呼ばれるサービスを提供しており、楽天銀行と連携することで、楽天証券の取引でプログラムの会員ステージが上がり、さまざまな特典を受けられるようになります。

例えば、楽天銀行のATM手数料が最大月7回無料になったり、楽天銀行間の振込手数料が何度でも無料になるなど、非常にお得になります。

ただし、ハッピープログラムには事前エントリーが必要なため、忘れずに申込をしておきましょう。

投資信託を10万円以上保有していると、毎月ポイント獲得のチャンスがある「投資信託資産形

成ポイント」も魅力です。

投資信託(一部、対象外取引および対象外銘柄を除く)を月初時点で10万円以上保有している方を対象に、月末時点の残高に応じてポイントが付与されます。

残高に応じた付与ポイント
(一部銘柄は対象残高に該当する部分の付与ポイントが1/2になります。)
50万円〜200万円未満 20ポイント
200万円〜400万円未満 80ポイント
400万円〜600万円未満 150ポイント
600万円〜800万円未満 200ポイント
800万円〜1,000万円未満 300ポイント
1,000万円〜2,000万円未満 400ポイント
2,000万円〜 800ポイント

ご家族・お友達紹介プログラムを利用してポイント、キャッシュバック、現金などのプレゼントが受け取れることも人気の理由の一つです。2021年11月時点で実施しているプログラムは下記の通りです。

ご家族・お友達紹介プログラム

  • 総合口座開設&入金で200ポイントプレゼント
  • 楽天FX口座開設&楽天FX口座に入金で200ポイントプレゼント
  • 個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)加入&初期設定で200ポイントプレゼント
  • 国内株式現物取引手数料を最大1万円キャッシュバック
  • 楽ラップ申込金額に応じて最大1万円現金プレゼント

FAQ

Q.楽天証券の超割コース「大口優遇」が適用されるための条件は?

A.信用取引の建玉残高や新規建て約定代金合計などのほか、貸株サービスや投資信託の残高によって判定されます。

大口優遇達成条件

まいにち判定 信用取引 本日の新規建約定金額の合計が 3000万円以上
1ヶ月の新規建約定金額の合計が 3億円以上
本日15:30時点の信用建玉残高が 3000万円以上
まいつき判定 貸株 1ヶ月の平均残高が 3000万円以上
投資信託 1ヶ月の平均残高が 3000万円以上

引用元:楽天証券公式サイト

上記のいずれかを達成すれば、3カ月間大口優遇を受けることができます。

また、「まいにち判定」は翌営業日から、「まいつき判定」は翌月から大口優遇が適用されます。

SBI証券の特徴

続いてSBI証券の特徴を確認していきましょう。

IPO取扱実績や取扱外国株式の種類の多さが特徴です。

手数料が格安

SBI証券の国内株式現物取引における手数料(1注文の約定代金に対して手数料がかかるプラン)は楽天証券と同様、主要ネット証券で最低水準になっています。ただし、獲得できるポイントを比べると、楽天証券が手数料の1%である一方、SBI証券は手数料の1.1%となっており、SBI証券に軍配が上がります。

スタンダードプラン手数料

約定代金 SBI証券 楽天証券 auカブコム証券 マネックス証券
スタンダードプラン ポイント 超割コース ポイント 成行注文
5万円まで 55円 手数料の1.1% 55円 手数料の1% 99円 55円
10万円まで 99円 99円 99円
20万円まで 115円 115円 198円 115円
50万円まで 275円 275円 275円 275円
100万円まで 535円 535円 1089円 535円
150万円まで 640円 640円 1584円 640円
3000万円まで 1013円 1013円 4059円
1013円
3000万円超 1070円 1070円 1070円

また、1日の約定代金合計額に応じて手数料がかかるプランを比較すると、SBI証券は楽天証券など他のネット証券より割安な水準となります。

アクティブプラン手数料

1日の約定代金合計 SBIアクティブプラン 楽天いちにち定額コース auカブコム一日定額手数料 松井ボックスレート手数料 マネックス1日定額手数料コース
50万円まで 0円 0円 0円 0円 550円
100万円まで 1100円
200万円まで 1238円 2200円 2200円 2200円 2750円
300万円まで 1691円 3300円 3300円 3300円
以降100万円増加ごとに +295円 +1100円 +1100円 +1100円 +2750円

引用元:SBI証券公式サイト

IPO取扱実績が業界トップクラス

IPOとは、Initial Public Offeringの略で、未上場の企業(株式会社)が東京証券取引所などの市場に新たに株式を供給(上場)することをいいます。

IPO銘柄の特徴は、今後成長することが見込まれ、大幅な株価の値上がりが期待できるものが多いことです。また、IPO最大のメリットは、成長の見込まれる企業の株式を上場段階で購入できる点にあります。

SBI証券はIPOの取扱実績が豊富にあります。

例えば、2018年3月期の全上場会社数のうち、約94.9%の銘柄を取り扱っています。

社名 引受社数 関与率
SBI証券 75 94.9%
SMBC日興証券 62 78.5%
みずほ証券 54 68.4%
岡三証券 38 48.1%
マネックス証券 37 46.8%
エース証券 36 45.6%
野村証券 35 44.3%
大和証券 34 43.0%
岩井コスモ証券 31 39.2%

引用元:SBI証券公式サイト

高い確率で値上がりが期待できるIPO銘柄ですが、それゆえ購入には高い競争があります。

しかし、SBI証券では取り扱うIPO銘柄が多いことから、IPOの当選チャンスが多くあるといえるでしょう。

また、新規上場後のブックビルディング後の抽選・配分に外れた回数に応じて加算されるポイントとして「IPOチャレンジポイント」制度を導入しています。これにより、次回以降のIPO申し込み時にIPOチャレンジポイントを使用することで、IPOが当選しやすくなります。

9カ国の外国株式を取り扱う

SBI証券を利用すれば、日本国内の株式だけでなく9カ国の外国株式にも投資することができます。多くの国に投資可能であることは、投資の選択肢が広がり利益を得るチャンスが増えるといえます。

外国株式投資とは、海外の市場に上場している株式を取引することです。外国株式に投資するというと難しく聞こえるかもしれませんが、SBI証券で簡単に取引を行うことができます。

SBI証券で取引可能な外国株式9ヵ国

  • 米国
  • 中国
  • 韓国
  • ロシア
  • ベトナム
  • インドネシア
  • シンガポール
  • タイ
  • マレーシア

日本の株式と同じように、外国株式投資でも様々な種類の商品が用意されています。例えば、米国で取引できる商品は下記の通りです。

  • 米国株式:
    米国の取引所(NYSE・NYSE Arca・NASDAQなど)上場の株式
  • 米国
    ETF米国の取引所に上場している投資信託。
    先進国の指数や新興国の指数など、連動する商品は多岐にわたる。
  • ADR
    米国以外の企業の株式を、米国株と同じように、ドル建てで米国市場で売買できる、株式と同じ性質を持つもの。

NISA口座の手数料無料も

SBI証券では、NISA口座における手数料を一部無料化しています。しかも、現在のNISA制度では恒久的に無料としているため安心感があります。

無料化の対象は、国内株式の現物株式・ETF・ETN・REITなど(単元未満株取引は対象外)における買付、売却時における手数料です。

また、外国株式では、海外ETFの買付手数料が無料化の対象となっています。ただし、売却手数料は無料化の対象になっていないため気をつけましょう。

夜間取引が可能

SBI証券では、通常の市場が閉まっている夜間でも取引できる夜間PTSが可能です。また、SOR注文も標準サービスについています。

夜間PTSの取引手数料が無料なのはSBI証券のみ(2020年9月時点)で、インターネットコースのインターネット取引が対象になります。

夜間PTSでは、日中忙しい方でも、米国などの相場が動く夜間にじっくり分析して取引を行うことができます。また、多くの企業では通常の市場が閉まる15時以降に決算発表を実施するため、気になっている企業の業績を確認した後、当日夜16:30からの夜間PTSで取引するチャンスがあります。

2021年11月現在、PTS取引が可能なのは、SBI証券とチャイエックス・ジャパンの2社のみとなっています。

FAQ

Q. PTSとは何?

A. PTSとは、Proprietary Trading Systemの略称で、証券取引所を経由せずに株式を売買できる「私設取引システム」のことです。

「呼値」や「売買単位」「注文方法」「取引時間」等の取引におけるルールは東証のルールと異なる部分があり、一般に、東証では執行できない注文を出す際などに利用されます。

PTSを利用することで、時間外に株価に影響するニュースが出た時にはすぐに注文することができ、翌日の取引を待つ必要がありません。また、所有している株式に関する株価の値下がりにつながりそうなニュースが発表された時にはいち早く売り抜けすることができます。

楽天証券とSBI証券でおすすめなのはどちらか

ここまで、楽天証券とSBI証券それぞれの特徴を解説してきましたが、自分に合う証券会社はどちらなのか悩んでしまった方も多いのではないでしょうか。

次に、それぞれの証券会社別に利用をおすすめするのはどのような人なのか説明していきます。

楽天証券がおすすめの人

まずは、楽天証券の利用をおすすめする人を紹介していきます。

楽天ポイントを使って投資することができたり、投資することで楽天ポイントを獲得できるなどお得な仕組みが整っています。

楽天サービスを頻繁に使う人

楽天証券は、楽天サービスとの相性が良く、普段から楽天を多く利用している方におすすめです。特に、それぞれの楽天サービスで獲得したポイントを他のサービスで利用できることで、お得に使うことができます。

楽天グループは、お買い物やエンターテインメントなど幅広く事業を展開しているため、楽天を利用してあらゆるサービスを受けることができ、ポイントも貯まりやすいことが特徴です。

楽天グループサービス例

お買い物 ・楽天市場
・楽天ブックス
・Rakuten Fashion
・楽天ビック
・楽天西友ネットスーパー
楽天会員・ポイント ・my Rakuten
・楽天Point Club
・楽天ポイントカード
・楽天スーパーポイントギャラリー
・もらえるモール
スポーツ・レジャー ・楽天トラベル
・楽天競馬
・Kドリームス
・楽天toto
・楽天GORA
マネー・ファイナンス ・楽天カード
・楽天カード
・楽天証券
・楽天銀行
・楽天Edy
・楽天ペイ(スマホ決済)
暮らし・生活 ・楽天モバイル
・楽天エナジー
・楽天ぐるなびデリバリー
・楽天ぐるなびテイクアウト
・楽天ビューティー
メディア・ツール ・楽天ウェブ検索
・楽天Infoseek
・ROOM
・楽天ブログ
・楽天カレンダー
エンターテインメント ・Rakuten Music
・Rakuten TV
・Viki(無料 Global TV)
・楽天占い
・楽天×宝くじ
インターネットビジネス ・楽天市場出店
・楽天インサイト
・Rakuten Marketing Platform navi(楽天広告出稿・媒体資料)
・楽天仕事紹介
・楽天超ミニバイト
プロバイダ・インターネット接続 ・楽天ひかり
・楽天コミュニケーションズ株式会社

楽天経済圏を活用している人

楽天経済圏とは、普段の生活におけるさまざまなサービスを楽天グループのサービスに集約することです。楽天経済圏を活用することで、楽天ポイントを効率的に貯めたり、運用したりできます。

例えば、食品や日用品の購入で楽天西友ネットスーパーを利用したり、証券会社や銀行を楽天グループが運営するサービスに集めることで、自動的に楽天ポイントを獲得することができます。そして、獲得したポイントを電気代や通信費の支払い等に充てることで、無理なく節約することが可能となります。

これまで、楽天以外で色々な商品を購入したりサービスを受けてきた方は、この際、楽天経済圏への移行を検討してみるのも良いかもしれません。「受けるサービスはこれまでほぼ同じなのに、貯まるポイントはとても多くなった」ということに気付くことでしょう。

また、楽天で利用するサービスが増えるごとにポイント還元率が上がるSPUを活用し、効率的にポイントを貯めていくこともおすすめです。2021年11月時点では、還元率を最大16倍に引き上げることができます。

さらに、お買い物マラソン、楽天スーパーSALEなど、ポイント倍率がアップするキャンペーンを頻繁に実施しているので、たくさんポイントが貯まるタイミングを狙ってサービスを利用するのも良いでしょう。

SBI証券がおすすめの人

SBI証券を利用することをおすすめできる人について解説していきます。

SBI証券は、IPO投資をこれから始めたい人であったり、Tポイントを貯めたい人におすすめの証券会社になっています。

IPO投資を始めたい人

SBI証券はIPO実績が豊富であるため、これからIPO投資を始めたい人におすすめです。

IPO取扱実績(2020年) 各証券会社公式サイトからIPOに関するデータを取得

証券会社 SBI証券 楽天証券 auカブコム証券 マネックス証券 GMOクリック証券
IPO取扱実績 85社 38社 19社 50社 1社

SBI証券のIPO取扱実績は主要ネット証券の中でトップであり、成長性の高いIPO銘柄に投資して利益を得たい人にとって相応しい証券会社です。

IPO実績が豊富であることに加え、「IPOチャレンジポイント」※制度を利用すれば、次回以降のIPO(新規上場株式ブックビルディング)の時に当選確率がアップすることもおすすめの理由です。

※IPOチャレンジポイント

新規上場株式(既上場銘柄の公募増資・売出は除く)のブックビルディングの抽選・配分に外れた回数に応じてポイントが加算されるSBI証券のポイントプログラムサービス。

手数料にこだわりを持っている人

SBI証券と楽天証券の手数料は、ほぼ同様の水準です。しかし、獲得できるポイントがわずかにSBI証券の方が多いため、細かい手数料までこだわりたい人にはSBI証券がおすすめです。

具体的には、SBI証券では手数料の1.1%を獲得できる一方、楽天証券では1%に留まるため、0.1%のポイント差があります。

スタンダードプラン手数料

約定代金 SBI証券 楽天証券 auカブコム証券 マネックス証券
スタンダードプラン ポイント 超割コース ポイント 成行注文
5万円まで 55円 手数料の1.1% 55円 手数料の1% 99円 55円
10万円まで 99円 99円 99円
20万円まで 115円 115円 198円 115円
50万円まで 275円 275円 275円 275円
100万円まで 535円 535円 1089円 535円
150万円まで 640円 640円 1584円 640円
3000万円まで 1013円 1013円 4059円
1013
3000万円超 1070円 1070円 1070円

引用元:SBI証券公式サイト

Tポイントを貯めている人

SBI証券で取引することでTポイントを獲得できるため、Tポイントをたくさん貯めたい人におすすめです。

例えば、国内株式現物取引でスタンダードプラン及びPTS取引の月間合計手数料の1.1%相当のTポイントを獲得できたり、投資信託の月間平均保有額に応じて年率0.1%〜0.2%相当のTポイントを獲得することができます(一部ファンドは付与率0.1%未満となるものもあり)。

また、Tポイント1ポイントを1円分として投資信託の買付に使うことができるのもうれしい点です。Tポイントを貯めた上、買付にも使ってフル活用したいと考える人にはSBI証券が相応しいでしょう。

楽天証券・SBI証券の両方での口座開設がおすすめ

楽天証券とSBI証券についてどちらが自分に合っているか分かりましたでしょうか。

結論、楽天証券とSBI証券は両方口座開設をしておくことをおすすめします。

なぜなら、それぞれの証券会社の良さを補完し合うことで、有利に株式投資を行うことができるからです。

「豊富な種類の投資信託から商品を選びたい場合であったり、楽天ポイントを貯めたい場面では楽天証券で取引する。IPO投資をする際や手数料の安さを追求したい場面ではSBI証券を利用する。」といった具合に、それぞれの証券会社の良いとこどりをしていくのが良いでしょう。

FAQ

Q.証券口座は2つ作って問題ないの?

1つの証券会社では、1人につき1つしか証券口座を持つことはできません。

ただし、証券会社毎に新たに口座を作ることは可能です。

(NISA口座は複数の証券会社であっても1人につき1口座しか持てません)

Q.証券口座を複数持つことのデメリットは?

証券口座を複数持つことのデメリットは、管理が煩雑になることです。

どの口座にどの銘柄を持っているのか、どの口座で新たに買付を行うのか等を考える手間が増えるため、証券口座毎にきちんと内容を整理しないといけません。

また、確定申告が必要な場合があることもデメリットです。

複数の証券口座(特定口座・源泉徴収あり)を持っていて、利益が出た口座と損失が出た口座がそれぞれ発生した場合に確定申告が必要になります。

Q.SBIと楽天以外にはどんな証券会社がある?

SBI証券と楽天証券以外には次のような証券会社があります。

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